日本を舞台にしたドット絵の横スクロールアクション「Fading Afternoon」，発売日が9月14日に決定

　ロシアのyeoが開発し，IndieArkが販売を行う「Fading Afternoon」の発売日が，2023年9月14日（日本では9月15日）に決定した。インタフェースと字幕が日本語に対応するという。Steamの価格は19.99ドルが予定されているが，発売後，期間限定で10％オフのセールを実施するとのこと。

「Fading Afternoon」公式サイト

　2021年に制作が発表された「Fading Afternoon」は，出所してきたばかりの中年ヤクザ，丸山誠二を主人公とした2Dの横スクロールアクションだ。かつては，地獄の獄卒「牛頭鬼」とも呼ばれ，親分の右腕としてその名を轟かせた丸山だったが，長い獄中生活によって歳をとり，人生の選択を迫られる。ほかのギャングたちと血みどろの抗争を行い，失ったシマを取り返すのか，それとも足を洗うのかは，プレイヤー次第だ。
　プレイの自由度は非常に高く，ただ街をぶらついてもいいし，温泉に浸かってマッサージを受けてもいい。マルチエンディングシステムが採用されており，ヤクザをやめて漁師になることもできるという。


　グラフィックスは「熱血硬派くにおくん」のような雰囲気だが，拳銃による撃ち合いや日本刀を使った戦いなど，バイオレンス度は高そう。暴力に生きてきた中年の男の哀愁が感じられる，大人向けの作品になるようだ


　yeoは，個人ゲーム開発者のyeo氏を中心にした小規模なインディーデベロッパで，2019年に日本の不良，石河倫吾を主人公にした「The friends of Ringo Ishikawa」をリリース。2020年には，フランスを舞台にプロの殺し屋を描いた「Arrest of a stone Buddha」を発売した。どちらも，ドット絵のグラフィックスや自由度の高いゲームシステムという点で「Fading Afternoon」と共通している。
　前2作とも，PC版のほかにNitendo Switch版が登場しており，本作もSwitch版がリリースされる予定だが，現段階で日本展開は発表されていないようだ。