［TGS2023］つきおとしてくRPG「ゴーヘルゴー」を発表。エンターグラムが新作「制服カノジョ」，CS版「ゆゆゆい」とともに出展

　東京ゲームショウ2023に，美少女ゲームメーカーとして知られる「エンターグラム」のブースが出展されている。

　同社は直近でも，新たな恋愛アドベンチャーゲーム「制服カノジョ」（PC / Switch / PS4。略称セイカノ）を発表したばかりだが，会場ではコンシューマ版「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」に加え，サプライズの新作「ゴーヘルゴー つきおとしてこ」（PC / Switch / PS4）を披露した。


　セイカノのブースでは“学校の教室”をイメージしたセットの周囲にて，作中のヒロインたちが着ている制服を身にまとったコンパニオンより，“各ヒロインのラブレター”が手渡しされる。

　両袖のシースルー具合が，実に印象的である。

　また，セイカノコーナーの写真を撮り，SNSにあげることで追加特典「特製A5リングノート」をもらえる。このほか声優コメント付きの「チェキ風ポストカード」もフリー配布といった具合だ。


　ついでに上の写真の黒板の文字は，作中のヒロイン「玉依ひまり」を演じる声優・橘 杏咲さんが，会場で手描きしてくれたとのこと。

　なお，本作は“今どきの恋愛模様”を映すべく，「学校生活」や「スマホのSNS」で3人の制服女子たちと仲良くなり，いずれは舞台地の福岡で「理想的なデート体験」ができるというタイトルである。

　詳しくは，直近で掲載したこれらを読んでほしい。




　続いてのコンシューマ版「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」（PS4 / Switch）は，過去にPC / モバイル向けにサービスされていた同名のソーシャルゲームを再構築したタイトルだ。
　その内容は，5年半分のシナリオに新規イラスト＆ストーリーを追加したもので，ソフトは全8巻と大長編で販売される。

　会場ではプレイアブルが展示されており，勇者部メンバーたちが登場する一部シナリオを先んじて楽しめる。


　さらにサプライズの新作発表として，つきおとしてくRPG「ゴーヘルゴー つきおとしてこ」の映像が出展された。

　本作は“亡者と鬼”を題材にした作品で，2024年の発売予定となる。キャッチフレーズも“地獄の沙汰もカネしかない”である。といっても，見た目のガワだけで美少女ゲームだと容易に分かるいでたちだ。

　こちらのプロデューサーはアリスソフトの元ディレクター・いってんちろく氏（現在エンターグラムに在籍とのこと）が務め，そのほかスタッフ陣もそちら側で名を鳴らしたメンバーがそろっている。



　ゲーム内容については現地で聞いた限り，Live2Dを生かした動きのあるバトルが主な特徴だという。PVを目にすると，それがどのような意味合いでの動作であるのかもすぐに分かる。

　またPVカットを見るに，テキストアドベンチャーのパートや，目を引くスチルイラストなど美少女要素にも抜かりはない。亡者と鬼のテーマ，それと現代風っぽい景観に見える地獄（か現実？）の雰囲気が，登場人物らの関係性をおもしろく描いてくれるのだろう。



　無理やりイメージを膨らませるのなら，アリスソフトの元スタッフがいて，戦闘やシミュレーションちっくなマネジメント要素がある。

　ということで，大なんたらや大うんたらといった在りし日の記憶を思い出すが，それをまた別の話にできるから私は大人なのだ。







　ブースにコンシューマゲームの新作だけをギュッ！　と詰め込むスタイルは，運営型ゲームが増えすぎた昨今の事情では物珍しく，なんとも「昔のTGSってこうだった（気がする）」の感覚を味わわせてくれる。

　新作の球数は十分。すべて美少女ゲームでも，毛色は十作十色。来年以降の本格展開を期待させてくれる出展であった。

4Gamer「東京ゲームショウ2023」記事一覧

「制服カノジョ」公式サイト

「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」公式サイト

「ゴーヘルゴー つきおとしてこ」ティザーサイト