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パブリッシング契約を結んだ俳句アドベンチャー「OKU」は,俳句の質も浮世絵風アートスタイルもパワーアップしていた[BitSummit]
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印刷2026/05/24 15:56

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パブリッシング契約を結んだ俳句アドベンチャー「OKU」は,俳句の質も浮世絵風アートスタイルもパワーアップしていた[BitSummit]

 ドイツのミュンヘンを拠点にするIrox Gamesが開発する「OKU」は,師匠の足跡をたどる1人の僧が,四季折々の美しい日本を旅しながら俳句(のような詩)を詠んでいく三人称視点のアドベンチャーゲームだ。
 このユニークな作品を最初に紹介したのは「gamescom 2025」レポート記事でのことだったが,Irox Gamesは新たにドイツのByteRockers' Gamesとのパブリッシング契約を結んだことを発表しており,開催中の「BitSummit Punch」でも公開されている。

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 「OKU」の特徴は,周囲の環境を見つめて言葉を紡ぐ「俳句」作成システムだ。
 美しい日本の原風景の中を風に乗って滑空しながら,点在する「名詞」「動詞」「形容詞」などを集め,それらを組み合わせて独自の詩を詠んでいく。
 完成した詩の力で封印された地域に生命を吹き込むと,新たな道筋が切り開けるというパズル要素がゲームに落とし込まれている。

 また,ほかのプレイヤーが残した詩を発見し,インスピレーションを得るという非同期マルチプレイ要素も大きな魅力だろう。

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 プレイヤーは,風景を見て目に付いたもの,例えば「山」「海」「木」「桜」「風」と言うような自然に関する単語や,「塔」「門」といった人工物から単語を3つを選び,それらを使って三節の詩を詠む。
 日本人が「俳句」と聞いてイメージする,典型的な「五・七・五」調の詩を作るのは難しく,特にゲーム序盤は収集した単語も少ないために,限られた中で言葉をつなぎ合わせていく感覚だ。

俳句(のような詩)の作成システムを文章で説明するのは難しいが,名詞,動詞,形容詞を組み合わせて詩を構成する
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 もっとも,最近はテレビ番組などの影響からか,型を崩した感性重視の俳句作りも親しまれるようになっており,「OKU」でもプレイヤーが作り出す詩そのものに点数を付けるといった評価要素はない。
 「自分で選んだ3つの単語をしっかり使う」ことさえ守れば,それだけで道は開けていくのだ。

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 会場でプレイアブル展示されているチュートリアルデモでは,少なくとも8つの詩を詠むことで次のレベルに向かえる。
 開発者のクラウディオ・ベローニ(Claudio Belloni)氏は,もともと俳句に魅せられて10年以上も日本語を学び,俳句を多くの人に知ってもらいたいという願いから本作を作り始めたという人物だ。チュートリアルは「春」の一部だが,最終的には四季を一巡する4つのステージで構成されると述べており,季節折々の自然の中でさまざまな俳句のような詩を詠んでいくことになるようだ。

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 Steamのストアページによると,「OKU」は11言語に対応する予定だが,それぞれの言語のローカライズ担当者も,俳句や詩の素養がある翻訳者を慎重に選んでおり,日本語担当者も文学科専攻とのことだった。

現在公開されているスクリーンショットは古いものだが,この会場で撮影したディスプレイ画像から色合いがさらに増したことが分かるはず。NPCの登場により,ストーリーもさらに楽しめるものになりそうだ
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 「OKU」の大きな魅力である,浮世絵や伝統的な木版画のエッセンスを取り入れたアートスタイルは,以前は美しいとは言えどこかくすんだような色合いだった。
 ベローニ氏によれば,日本の著名な浮世絵師にコンタクトし,アドバイザーとして協力を仰いでいるという。加えて,「BitSummit Punch」会場にもいたアニシャ・フェイス(Anisha Fait)氏がアーティストとして参加。素朴だった以前のアートワークを急ピッチで入れ替えており,非常にビビッドで美しい雰囲気になっていたのは,9か月も前にプレイしていた筆者もすぐに気づくほどだった。
 数週間後には,上記の浮世絵師の印が入った公式キーアートが発表されるとのことだった。

 最新ビルドで大きく変わっていたのは,NPCの存在だ。今回は茶人のナミという女性キャラクターが登場している。NPCとの会話によって感情や語彙がさらに豊かになり,表現力も上がっていくという仕組みになるようだ。
 公式ではないが,ベローニ氏によると発売は「2027年中」とのことだ。Steamストアページでは現在,プレイテストの参加者を受け付けているようなので,気になる人はサインアップしておこう。

Irox Gamesを率いるクラウディオ・ベローニ氏(左)と,アートディレクターとしてプロジェクトに参加したアニシャ・フェイス氏(右)。京都での体験がゲームをさらに良いものにしてくれそうだ
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