セガは2025年7月29日,食品会社オタフクソースとのコラボイベント
「ソース×ソースコードを学ぶ! プログラミング&お好み焼教室」を開催した。
このイベントはプログラミングにおける
「ソースコード」とお好み焼を美味しく作るための
「ソース」をかけ合わせた,IT教育×食育のコラボだ。オタフクソースの東京本部ビル「おこのみスタジオ」を会場に,「ぷよぷよ」のプロ選手である
ぴぽにあ氏を講師に迎えたプログラミング教室と,オタフクソース社員によるお好み焼教室が行われた。
会場に集まったのは,抽選で選ばれた10組の親子20名。お子さんは現在プログラミング授業を受けている小学校4年生から6年生だ。PCと「ぷよぷよ」のプログラム用に設定された「Monaca Education」が用いられた。
調理師がお好み焼の技能を学ぶための巨大な鉄板があるスタジオに,受講用のノートPCとディスプレイが並んでいる様子はかなりレアな光景だ。オタフクソース側でも初めてのことだそう。
調理用の巨大な鉄板やキッチンがある横でプログラミング教室を開催
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講師は「ぷよぷよ」のプロプレイヤー,ぴぽにあ氏
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「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサーの細山田水紀氏も見守っていた
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プログラミング教室は「ぷよぷよ」のゲームができるまでの基礎を学ぶ前半と,ぷよやフィールドのパターンを変更する応用編の後半に分かれていた。オタフクソースのロゴなどが入った限定の絵柄が用意され,応用編ではぷよをオタフクソースの原材料である野菜や果実に変更したり,連鎖時に背景に映ったソースのパッケージが次々に変わったりと,今回のイベントならではの「オタフクソースぷよぷよ」が作れるようになっていた。
ぷよを野菜や果実の絵柄に変更した「オタフクソースぷよぷよ」が作れる
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プログラミングは小学生にも理解できる初歩的なもので,ぴぽにあ氏の講義も分かりやすく,全員が迷うことなく制作を進行。画面にぷよが表示されたり,ゲームが遊べるようになったりしたときには,喜びの声が上がっていた。
少しずつ完成していく「ぷよぷよ」の画面に笑顔がこぼれる
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イベントの後半は,お好み焼を実際に焼いて,それを食べる実習が行われた。各組に家族2人分の材料が用意され,粉やソース,青のりなどはもちろんオタフク製だ。
材料だけでなく,焼くためのホットプレートも完備
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細山田氏やぴぽにあ氏も参加。エプロン姿が妙に似合っている2人
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オタフクソースはお好み焼を広く知ってもらうために,自社の商品を使うというスタンスを重視していて,社員には専門の講師「お好み焼士」が存在する。「おこのみスタジオ」に限らず,出張教室などを実施して社員を派遣しているそうだ。
講師はオタフクソース社員,お好み焼士の長谷川さん
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おいしく作るのが難しいように思えるお好み焼も,コツが分かれば意外に簡単。いくつかのポイントに従って作ることで,誰にでもおいしいお好み焼が完成できるようだ。
お好み焼を作るときのポイント。焼いているときに押さえないのが,ふっくら作るコツだ
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お好み焼をひっくり返すときに苦労していた子ども達も
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お好みソースのラインナップ。使い放題だった
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同社はお好み焼にソースを塗って,その上にマヨネーズでデコレーションする「オコアート」を提案している。参加者は完成したお好み焼に「ぷよぷよ」のキャラクターを描いて楽しんでいた。
講師の長谷川さんによるオコアートの見本。さすがの完成度
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多くの親子がぷよやカーバンクルを描く中,アルルのオコアートに挑戦する親御さんの姿も
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試食タイムでは全員が「おいしい」と口々に感想を述べていた。参加者の何名かに「プログラミングとお好み焼作り,どちらが楽しかった?」を尋ねてみたところ,全員が「どっちも楽しかった」と返答してくれた。
かなりの出来映えに,思わずこの表情
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お腹がいっぱいになった参加者には,最後に「ぷよぷよ」のゲーム大会が待っていた。ぴぽにあ氏対参加者3名によるマッチが行われ,プロ選手の腕前を実感していた。
ぴぽにあ氏は1対3の変則マッチに加え,開始から15秒間は何もしないハンデを付けてプレイ。ピンチになる場面もあったが,それでも勝率は高く,プロの実力を見せつけた
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イベントを終えて,細山田氏は「20年前に『ぷよぷよ』で何かやれることを考えたときに,『ソースとソースコードで何かできないか』なんて話をしていたことがあって,まさかそれが実現できるとは思わなかったです。普段はあまり交流がない異業種の会社同士もSNSで交流する機会が増えて,一緒に1つのイベントができたことは,私自身もすごく楽しめました」と話す。
今回の企画はセガから提案したそうで,オタフクソースもお好み焼きを作る楽しさ,食べるおいしさを広めるベストなコラボとして快諾したそうだ。
ぴぽにあ氏も最初に聞いたとき,「一体どんな感じなんだろう?」と疑問に思ったそうだが,実際に体験してみると,ものづくりとして通じるところがあり,意外にも親和性が高かったとコメントしてくれた。
「ぷよぷよ」は広島で生まれたゲームであり,オタフクソースは広島に本社を置く。今後のコラボやご当地イベントの開催にも期待したい。