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印刷2026/08/25 01:00

プレイレポート

[プレイレポ]「MARVEL SNAP」,即興でデッキを組む“ドラフトモード”を先行体験。誰でも多彩なカードを使えるうえ報酬も豪華! 初心者&復帰勢にオススメのゲームモードだ

 Second Dinnerが手掛けるデジタルカードゲーム「MARVEL SNAP」PC / iOS / Android)で,新モード「Draft Mode」(ドラフトモード)が発表された。

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 ドラフトモードは,提示されたカードをその場で選び,即興で組んだデッキを使って対戦するゲームモードだ。単にカードを選ぶだけでなく,モード独自の要素が取り入れられているのも注目ポイントとなっている。

 そんな新モードを先んじてプレイする機会を得られたので,今回はそのシステムとプレイフィールを紹介していく。MARVEL SNAPの基本ルールについても軽く紹介するので,ゲーム自体に興味を持っていた人もぜひチェックしてみてほしい。



遊びやすさと爽快感を両立したデッキ構築システムに注目


 MARVEL SNAPは,マーベル・コミックのキャラクターが登場するデジタルカードゲームだ。わずか12枚のデッキを用いて戦い,約5分で決着がつくコンパクトさと,陣取りを中心としたダイナミックなゲーム展開を楽しめる。

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 ゲームの目的は,場に用意された3つの「ロケーション」のうち,2つ以上を支配した状態でゲーム終了を迎えることだ。各ロケーションには“自陣”と“敵陣”が用意され,各プレイヤーが自分の陣地にカードを配置できる(ロケーションごとに最大4枚)。

 各カードには「パワー」が設定されており,同じ陣地に置かれたカードのパワーが合算される。より高いパワーを計上したプレイヤーが,そのロケーションを支配できる仕組みだ。ゲームは6ターンで終了するので,それまでにどれだけパワーを出力できるかを競う。

 特徴的なのは,カードだけでなくロケーション自体にも特殊効果が用意されているということだ。ロケーション効果はランダムに決定されるので,状況に応じてどこに,どんなカードを出すべきかを考えなければいけない。

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 開発を手掛けるSecond Dinnerは,「ハースストーン」に携わったクリエイターの1人であるベン・ブロード氏が率いるゲーム開発スタジオだ。4Gamerでは本作のゲームデザインに関する記事を複数掲載しているので,気になる人は参考にしてほしい。

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 「MARVEL SNAP」は,マーベル・シネマティック・ユニバースを題材にしたデジタルカードゲームである。3分という短時間で,アツいバトルを誰でも手軽に楽しめる一作だ。今回は開発会社のSecond Dinnerを率いるベン・ブロード氏に単独インタビューを行い,本作の見どころや,氏が考えるエレガントなゲームデザインなど,たっぷりと話を聞いてみた。

[2022/10/26 07:00]
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 「MARVEL SNAP」の開発と運営を行うSecond Dinnerのベン・ブロード氏が,GDC 2023でデザインについてのトークセッションを行った。「ハースストーン」のヒットを支えた立役者としても知られる彼は,「ゲームデザインは成功事例をしっかりと見極めることが重要である」と説く。

[2023/03/23 19:41]

 では,本題に戻ろう。ドラフトモードは,先述のとおり即興でデッキを組むタイプのゲームモードだ。DCG「ハースストーン」や「Shadowverse」でも近いモードが存在するが,本作ではよりデッキを作りやすく,さらに派手な形式が採用されている。

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 ドラフトモードを開始すると,まずは「スターターセット」がランダムに3つ提示され,そこから1つを選ぶ。各セットは3枚のカードで構成されていて,最初からコンセプト(アーキタイプ)に合った組み合わせが用意されているのが特徴だ。

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 デッキ枚数が少ない本作のゲーム性において,カードごとの方向性を揃えるのは非常に重要だ。それをゲーム開始時点である程度保証してくれるので,うまくデッキが組めないまま終わる状況に陥りにくい。近いゲームモードにありがちな“構築事故”にフェイルセーフが設けられているのは,良いデザインだと感じられる。

デッキ構築ルール
初期デッキ 10枚
最終デッキ 12枚
初期構築手順 1:スターターセット(3枚セット)を3択から1つ選ぶ
2:カード3択が提示され,そこから1枚を選ぶ
3:デッキが10枚になるまでカードを選ぶ
カード追加手順 1:マッチ終了後に「カード選択」か「カード強化」のいずれかが発生する
2:デッキが合計12枚になったらカード選択は発生しない
特殊仕様 ・同一カードの投入制限なし
・カード選択時点で得たバフは永続
・引き分けは敗北扱いだが,勝利扱いの報酬が得られる

初期デッキが10枚と少なめに設定され,ゲーム進行に合わせて残り2枚を選択していく形式が用いられているのも興味深いポイントだ。デッキの総枚数が少なければ,スターターセットの影響力が強くなるため,とくに序盤はコンセプトに合った動きを展開しやすい
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 さらに,ドラフトならではの要素として「オーグメント」がある。これは,カード自体に永続的な特殊効果を付与してくれる要素で,カード選択時に最初から付与されていることもあれば,マッチ終了時に新たに付与する機会が得られることもある。

 オーグメントは確認できた限りで21種類あり,その効果はいずれもシンプルかつ強力なものばかりだった。本当にランダムに付与されているようで,オーグメントによって異常なシナジーが繰り出されることも少なくない。

オーグメントは,同じカードに複数付与することも可能だ。とんでもなく壊れた1枚のカードを作り上げるのも不可能ではない
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 自分自身で勝手に移動して増える「マルチプルマン」,置くだけで2回効果が発動する「アイアンフィスト」など,見た瞬間にヤバさの分かるカードがどんどん生まれた。プレイできた回数はそれほど多くなかったが,それでも強烈なシナジーを複数回実現できたので,何度もプレイすればもっとスゴいカードを作れそうだ。

報酬カードの一部は,一定確率で「ステータスブースト」が付与された状態で登場する。パワー倍化系のカードの初期パワーにブーストがかかると,とんでもない威力を発揮してくれることも
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 輪をかけて面白いのは,ドラフトモードでは例外的に「同一カードをデッキに2枚以上組み込める」というルールだ。何枚でも入れたくなるカードを(ランダムのご機嫌次第ではあるものの)本当に何枚も入れると,何が起きるかはカードゲーマーなら察せられることだろう。

 今回のプレイでは,同じデッキに「ハルク」と「ウェーブ」が各2枚ずつ加わり,ついでに「デッキトップのコストが高いほど強くなるカード」の獲得にも成功。結果,序盤はコストが下がった「モンストロ」や,強烈に強い岩を生成する「モールマン」が出現し,後半には「ハルク」が次々やってくるデッキが成立した。

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 こんな具合に,普通の対戦ではありえないコンボを繰り出せるのは,間違いなくドラフトモードならではの魅力といえる。もちろん,相手からもこうした狂ったコンボが飛んでくるので,それも楽しみの1つだ。

2枚目のハルクには「コピー」のオーグメントが付与され,ゲーム開始時にデッキ内で2枚分に分裂してくれる。つまり,このデッキにはハルクが3枚入っている計算になる
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 無論,大味なだけのゲームモードではない。デッキに噛み合わないカードが出現した場合,それをどうにか生かす手段を考える必要があるし,特定のコンセプトにだけ頼り切っていると結果的に勝率が下がる印象がある。

 たとえば,破壊系と大量展開(スウォーム)系の間にはある程度のシナジーがあり,ランプ系のエナジー供給カードはどんなデッキでも活躍できる。また,「シャン・チー」をはじめとする汎用性カードの受け入れ判断も,構築の腕が試される部分になるだろう。

微妙にデッキと噛み合わないものの,強力なカードが並ぶこともある。そういった場面で,どんな基準でカードを選ぶべきかは悩ましい
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報酬にはカードパックも! 経験と報酬をメインモードに引き継げる


 ドラフトモードを遊ぶ流れと報酬についても見ていこう。感覚としては「コンクエストモード」に近く,挑戦するためには「ドラフトチケット」が1枚必要になる。試合数は最大5勝までで,その前に2回敗北するとゲーム終了だ。もちろん,報酬は勝利数が多いほど大きくなっていく。

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挑戦方法と報酬
開始コスト ドラフトチケット 1枚
試合回数 合計5勝する,またはライフが0になったら終了
ライフ 初期ライフ2点
リスポーントークン 1個消費で回復
※1挑戦につき1回まで
報酬 ・ビッツ
シーズン期間中に専用ショップで各種報酬と引き換え可能。報酬にはカードパック,バリアント,ゴールドなどが含まれる。

・XP
シーズン期間中,一定以上に達するごとに報酬が得られる。期間ごとにイベントパスが販売され,購入者は報酬が追加される。

 報酬は大きく分けて,専用ショップで引き換えに使える「ビッツ」と,合計値が一定以上に達するごとに報酬が得られる「XP」の2種類がある。いずれも,報酬内容はシーズン期間と連動しており,期間が過ぎるとラインナップが変わるので注意が必要だ。

5勝まで到達すると,ボーナス報酬としてドラフトチケットが1枚手に入る。その他の報酬も含まれているので,勝利時に得られるリターンはかなり大きい
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 なにより嬉しいのはビッツ報酬で,専用ショップにはカードパックもラインナップに含まれている。カードパックを普通に入手しようとすると相当量のリソース(コレクターのトークン)が必要になるので,ドラフトモードを遊ぶだけで所持カードを増やせるのは非常にありがたい。

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 ちなみに,チケット自体はけっこう多めに無料配布される設計になっている。初期から10枚所持しており,24時間ごとに1枚配布され,5枚セットを350ゴールドで購入できるなど,少なくとも「まったく挑戦できない!」といった状況にはならなさそうだ。

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 ある程度遊んでみて,ドラフトモードには幅広いプレイヤー層が楽しめるポテンシャルを感じられた。単に遊ぶだけでなく,ゲーム全体の環境を理解する助けにもなるだろう。

 MARVEL SNAPはリリースから現在までアップデートが続き,カードプールが大幅に拡張されている関係で,初心者プレイヤーや復帰プレイヤーが入り込むのがやや難しい環境にあった。
 可能な限り上位互換を作らない設計が維持されてきたが,運営が長く続いた現在では,それが逆に有効なカードの把握を難しくしている部分がある。

 しかし,ドラフトモードであればカード資産に影響されず遊べて,さまざまなカードに触れられる。加えて,報酬内容にきちんと新カード獲得に絡むものが用意されているので,とりあえずドラフトモードを遊べばメインモードも遊びやすくなるはずだ。

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 基本ルールを把握したら,新しいカードパックの入手を目指す前に,ドラフトモードに触れてみるのも悪くなさそうだ。その中で魅力的なカードを見つけたら,それを中心にメインモード用のデッキを組み立ててみよう。


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