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CRITICAL REFLEXのブースをレポート。「Militsioner」「Altered Alma」をプレイできた[TGS2026]
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印刷2026/09/21 14:11

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CRITICAL REFLEXのブースをレポート。「Militsioner」「Altered Alma」をプレイできた[TGS2026]

 東京ゲームショウ2026に参加したCRITICAL REFLEXは,アドベンチャーゲーム「Militsioner」とメトロイドヴァニア「Altered Alma」をプレイアブル出展していた。各作品を遊んできたので,インプレッションをお届けしよう。

東京ゲームショウ2026のCRITICAL REFLEXブース
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街を見下ろす巨大警官とどう接するか? 悪夢のような世界であがく「Militsioner」


 「Militsioner」は,ロシアを拠点とするデベロッパ・TALLBOYSが開発し,2027年内にSteam(PC)とXBOX Series X|S向けに発売予定のアドベンチャーゲームだ。
 主人公は何の変哲もない人間だが,身に覚えのない事件の濡れ衣を着せられ,街を見張る巨大警官に逮捕されてしまう。なんとか釈放された主人公は,街からの脱出を目指し行動するのだ。今回の出展バージョンは日本語に対応しており,会話の機微をしっかり楽しむことができた。

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 小説家のフランツ・カフカに影響を受けたというだけあり,ゲーム内の世界は幻覚的かつ悪夢的だ。ひなびた街並みに人影はなく,主人公の友人や駅の係員といった人々とも間接的に接するばかりである。
 おまけに,街には雲をつくような巨大警官が体育座りをしている。彼がクリーチャーや巨像といった,現実離れした姿をしているならパニックホラーや神話の類としてまだ納得がいく。しかし,この巨大警官は,大きな目と口髭という顔立ちに,制服と制帽を身につけた平凡な見た目をしている。にもかかわらず,そのサイズだけが異様に巨大だ。その光景は,熱に浮かされたときに見る夢のようである。

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 彼の大きさをもってすれば,こちらを虫のように潰すなど,造作もないことだろう。しかし巨大警官は丁寧な口調と態度でこちらに接してくる。言葉の端々からは法を守る精神が見えてくるし,頼めばてのひらに乗せてくれる。理性的で平凡,街の住民との触れ合いも欠かさない近所のおまわりさん(ただし巨大)というわけだ。

 何より恐ろしいのは,巨大警官が純粋な心を持っていることである。本作のキャラクターたちには感情が変化するシステムがあり,主人公の行動に応じて怖がったり,悲しんだりといった反応を見せる。
 たとえば,空き瓶を渡しただけで「ゴミを寄越してくるなんて」と,本気で傷ついたりもする。これだけ巨大なのだから,小さな人間が何をしようとどうでもいいんじゃないかとも思うのだが,並の人間よりよほど繊細である。それでいて身体は大きいのだから,対応を間違えるととんでもないことになりそうで怖い。選択肢をひとつ選ぶだけでも,機嫌を損ねないようにとビクビクしてしまうのだ。

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 そして,主人公は巨大警官と対照的に狡猾な心を持っている。会話の選択肢には「口説く」といったものもあり,巨大警官をたらし込んでゲームを有利に運ぶ要素もあるのかもしれない。今回は巨大警官が急に口説かれて驚いたのか,それとも傷ついたのか,しばらく口をきいてくれなくなったのを確認できた。
 巨大警官が主人公に利用されていたのを知ったときに何が起こるか,もう想像もしたくない。身体的に危害を加えられることも怖いし,純粋なものを傷つけた罪に向き合うのも怖い。いわゆるホラーゲームとは違った独特の恐怖があると感じられた。

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 ゲームオーバーになると,プレイで得たポイントを使い,巨大警官の心を変化させられる。「悲しみに強くなる」「罰金を減額する」「すぐに落ち着く」「更生の機会を与える」「愛情」という項目を確認できた。
 本作には「あらゆる課題に複数の解法が用意されている」という。より深く悲しませたり,主人公への愛情を高めたりすることで,どんな解法の可能性が開けてしまうのか,空恐ろしく感じられた。

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 個人的には,巨大警官の人間臭さも印象的だった。彼の心中は画面左に表示されているのだが,「クロワッサンが食べたいな」「サッパリしたものが飲みたい」と,巨大なのに欲望は小市民的というギャップがユーモラスだ。果たして主人公は街から逃げられるのか? 巨大警官と和解するような道はあるのか? 2027年の発売日を楽しみに待ちたい。

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ネオンの街を駆け抜ける,サイバーパンク系メトロイドヴァニア「Altered Alma」


 続いて取り上げるのは,スペインの2Awesome Studioが手掛けるPC(Steam)向けメトロイドヴァニア「Altered Alma」だ。
 プレイヤーは,かつて法の執行官を務めた逃亡者「ジャック」になり,サイバーパンクなディストピア「ネオ・バルセロナ」の地下で,ギャングやエイリアンと戦っていく。

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 本作の特徴は,美しいドット絵とハイペースなアクションである。舞台はエイリアンの侵略に対して人類が共存を選んだ世界。ネオ・バルセロナの地上は煌々とネオンが輝くものの,下層はあちこちが荒れ果てた無残な姿となっており,そのコントラストが目を引いた。

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 ジャックはブレードを振って敵を倒していく。さらに,攻撃をギリギリで防いで隙を作る「パリィ」や攻撃を避ける「スライド」といったテクニックを使えば,スピーディかつスリリングな戦いも楽しめる。ボスのモーションをしっかり見極め,通常攻撃にはパリィ,ガード不能な大技「強襲」はスライドで避ける……と適切な対処を行っていくプレイには,ジャンルの面白さがしっかりと詰まっている。

 探索と戦闘の両面に使えるのが「量子刃」だ。地形に打ち込めば「刃転移」が発動してジャックが量子刃のもとへテレポートする。特定の壁も通り抜けられる,頼もしいアクションだ。たとえ足場がない場所でも,投げてはテレポートを繰り返すことで楽々突破できるのである。量子刃を三角飛びやスライドと組み合わせ,複雑な地形を走り抜けるのはなかなかに気持ちがいい。

 そして,敵に量子刃を撃ち込めば,ジャックが「量子状態」になる。この状態で攻撃するとHP回復用のパワーが急速に溜まる。アグレッシブに戦うほど回復もできるのがユニークで,バトルがより楽しくなる仕組みと言えるだろう。
 また,特定の敵には量子刃を突き立ててトドメを刺す「殺転移」を発動できる。血しぶき飛び散るフィニッシュは爽快の一言に尽きる。

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 ジャックは戦いのなかで旧友たちと再会し,選択肢付きの会話イベント「睦言」で親密度を高められる。東京ゲームショウ2026の出展ではごく一部の睦言しか体験できなかったが,恋愛要素も盛り込まれるとのこと。
 アニメ風で緻密なドット絵に加え,量子刃によってバトルと探索の両方がハイペースになっている点など,メトロイドヴァニアのファンには見逃せないゲームになりそうだ。

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