【PR】「アークサイン」のWebラジオの舞台裏で，早見沙織さん＆矢作紗友里さんが“ギリギリ”奮闘している様を目撃！　そしてお二人に直撃！

　ハンビットユビキタスエンターテインメントがサービス中のMMORPG「アークサイン」について，先週，先々週と，概要や序盤のゲーム展開をお伝えしてきた。
　だが今回は，ちょっと違った角度から，本作のゲーム以外の部分についてもお伝えしよう。

　以前にも触れたが，本作ではプレイヤーを冒険へ誘うヒロイン「大神官 ユイ」の声を早見沙織さんが，そしてユイの付き人「神官 グレイ」の声を矢作紗友里さんが担当している。
　そして，このお二人をメインパーソナリティに据えたWebラジオ「ラジオのタイトルは色々考えたけど結局当日まで決まらなくてギリギリアウトな感じで放送スタートしたラジオ、略して」（以下，ギリラジ）が，隔週金曜日に更新中だ。
　4Gamerでは先日，2月26日から配信されている第5回の収録現場にお邪魔して，番組からあふれ出ている“ギリギリ”感を体感してきた。ここでは，その模様と早見さん＆矢作さんへのインタビューをお送りしよう。

ユイ 300年前に「英雄」としてアリア大陸に召喚された地球人。魔神大戦後に大神官となったが，江戸時代の地方郷士の娘だったため，趣味は紙相撲と，和風かつ古風。300年以上生きているが，アークサインによって「再生」と「構築」の力を引き出されているため，その姿は衰えることがない。月に1度の遠出と，茄子，怖い話を聞かせることが好き。口うるさい世話係と，ガアル，怖い話を聞かされることが嫌い

グレイ 300年前の魔神大戦を経て大神官となったユイに弟子入りし，共に隠された寺院へ隠居した一族の末裔。ユイが心を許す数少ない人物の一人。趣味は日記の更新や，寺院内で日々起こる難事件の推理。マロンケーキと，ユイにもらった虫眼鏡が好き。聖堂の掃除当番と，ブレンダルの小言が嫌い

左：早見沙織さん（ユイ役），右：矢作紗友里さん（グレイ役）

「アークサイン」公式サイト

「ハンビットチャンネル」

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打ち合わせは進行確認のみ。リスナーからのメールは本番まで秘密

　2月某日。
　収録スタジオのあるビルの一室に，出演者やスタッフが集合。差し入れのお菓子を食べながら，台本を見つつ，進行を確認していた。

　第5回は，

・ショートドラマ
・オープニングのフリートーク
・お便り紹介
・コーナー（1）「ユイ様のありがたいお言葉相談ルーム」
・コーナー（2）「矢作さん，知ってますか？」
・エンディング
・エンディングドラマ
・次回予告

といった構成だ。

　なお，早見さんと矢作さんの演技力を満喫できるショートドラマのシナリオは，アークサインのGMブログでもおなじみの「（自称）偉い人」が毎回執筆している。
　そのため，アークサインのプレイヤーならば，ゲームと一緒に聴くことで，ユイとグレイの人間性や関係性をより深く理解できることだろう。
　収録前の打ち合わせでも，早見さんと矢作さんは，とくにここに重点を置いて，役作りに励んでいる様子だった。

　……が，それ以外のコーナーはとにかく“ギリギリ”。各コーナーでは，リスナーからのメールを募集しているのだが，打ち合わせの段階で出演者達にメールの内容は伝えられていない。
　早見さんが大神官であるユイ様としてリスナーの悩み相談に乗る「ユイ様のありがたいお言葉相談ルーム」も，まだゲームへの実装も収録もされていないどころか，脚本すらできあがっていないというグレイについての嘘情報を，矢作さんの脳にインプットしていく「矢作さん，知ってますか？」も，正真正銘のぶっつけ本番なのである。

　これらのコーナーについてスタッフから事前に出ていた指示といえば，「楽しい感じでまとめてください」「うまいこと言い訳してください」といったあっさりしたものばかり。
　つまり，各コーナーでリスナーから送られてきたメールに対するハイクオリティな反応は，完璧にお二人の瞬発力頼みというわけだ。
　それで毎回，きちんと楽しいコーナーになっているのだから……姫川亜弓が目撃したら，「恐ろしい子」とつぶやきながら白目をむいてしまうところだろう。

早見さんと矢作さんにインタビュー

　とまあ，こんな打ち合わせを経て，番組の収録はスタート。番組自体はすでに配信されているので，ここで細かく説明するよりは，ご自身の耳で確かめていただいたほうがいいだろう。
　ということで，ここからは収録直後に行った，早見さんと矢作さんへのインタビューをお送りしよう。

●どんなメールにも，5秒で答えます

4Gamer：
　今回収録したもので，ギリラジも第5回とのことですが，第1回からやってきた感想を教えてください。

早見さん：
　もう5回もやっているんですけど，とても柔軟性のある番組で（笑）。なので自分自身，常に気を抜けないですし，いろいろな意味でギリギリに挑戦しています。
　そういった部分が，聞いてくださる方にとって面白い要素になっているのかなと思いますね。

矢作さん：
　番組がスタートした当初は，なんせグレイの声も収録していないもので，ゲームのこともよく分かっていなかったんです。でもさすがに5回もやっていると，「アークサインはこういうゲームですよ！」って説明できるようにはなりましたね。たぶん（笑）。
　それに，早見ちゃんってしっかりしたお嬢様というイメージだったんですが，こんなにユーモアがあって面白い子だというのを発見できて，毎回楽しいです。

4Gamer：
　今日，収録を拝見させていただいて，リスナーからのメールを事前に見ていないのが意外でした。その場であそこまで盛り上げられるなんて，さすがだなぁって。

矢作さん：
　いや，あの，見てないんじゃないんです。
　（大きな声で）見せてくれないんです！

早見さん：
　（やっぱり大きな声で）そうなんです！

矢作さん：
　毎回，メールは初見なので，カミカミです！（笑）

早見さん：
　全部5秒ぐらいで考えないといけないんですよ。
　だから，「ユイ様のありがたいお言葉相談ルーム」も，5秒で出てきたありがた〜いお言葉なんです（笑）。

矢作さん：
　今回はありませんでしたけど，「ギリギリサイン」というコーナーでも，収録中にそのコーナーに入ったら「ハイッ」って何かを渡されて……。
　この間はタバスコ入りのドリンクだったんですよ。この番組のあとにも仕事入っていたのに（笑）。まあ，飲みましたけどね！

早見さん：
　こんな感じなので，皆さん優しい目で見ていただければと。

4Gamer：
　ところで，5秒で答えるのがきつかったメールはありましたか？

矢作さん：
　あっても言えないです（笑）。

早見さん：
　サクサクと，魚をさばくように，その場で与えられたものにパッと答えなきゃいけないので，答えづらいみたいなことを考える暇もないんですよね（笑）。

4Gamer：
　では，とくに印象に残っているメールは何かありますか？

早見さん：
　毎回なんですけど，アークサインとは関係ない普通のお便りで，「好きな色はなんですか？」とか「オススメの鍋はなんですか？」みたいなのが届くと，妙に記憶に残りますね。

矢作さん：
　何でここで？　っていうのが不思議なんですよね（笑）。

4Gamer：
　じゃあ，好きな食べ物はなんですか？

矢作さん：
　おっと，難しいぞ？

早見さん：
　私は水餃子が好きなんですよ。

矢作さん：
　また珍しいところきたね。

早見さん：
　小さい頃に作るのを手伝ったのが印象的で，親が作ったものも，自分で作ったものも昔から好きなんです。

矢作さん：
　なんかいい話だねぇ（笑）。
　私が最近はまっているのは，ひよこ豆と鶏肉を入れたクリームシチューなんです。とにかくひよこ豆が好きで，何にでも入れるんですけど，今熱いのはクリームシチューですね。全部牛乳で作るんですけど。

早見さん：
　えっ，クリームシチューって，生クリーム入れませんでしたっけ？

矢作さん：
　普通，固形のルーを入れるけどね。固形のルーを入れて生クリームを入れると，凄く濃くなっちゃうと思うよ！

早見さん：
　なるほど！

4Gamer：
　……つまり，こんな感じでいつもラジオをやっているってことですね（笑）。

●ネタと本当の設定がごっちゃに……？

4Gamer：
　お二人が演じているキャラクターについても聞かせてください。
　まずは早見さん，ユイというキャラクターの印象は？

早見さん：
　収録自体は去年のことなんですけど，プレイヤーの補助的な役割という設定だったので，もっと落ち着いた，しっかりしたイメージだったんです。

4Gamer：
　ところがラジオでは？

早見さん：
　オープニングやエンディングのドラマだと，けっこう突っ込んだりぼけたり，からかったりしているんで，意外と茶目っ気があるんだなぁって気付きました。
　そういえば，“怖い話を聞くのは嫌いだけど，聞かせるのは好き”という設定もあったんです。こういう部分は，ゲームではあまり出せなかったので，ラジオで開花していったかなと思っています。

4Gamer：
　ゲームの声を収録したときと比べて，ユイがどんどん発展している感じですね。こうなっていくことは予想していましたか？

早見さん：
　全然していませんでした！
　こうなるとは思っていなかったですし，新しい発見だらけでいつも楽しいですよ。

4Gamer：
　では，矢作さんにグレイの話をお聞きしたいんですが……。
　グレイって，ゲームに実装される前から，なんだか明後日の方向に突き進んでますよね？

矢作さん：
　私のやりやすい方向に来てはいますけど，これでいいんでしょうか？（笑）

早見さん：
　「矢作さん，知ってますか？」のコーナーで，いろいろな設定が追加されているんで，グレイの幅は広がりますよね。

矢作さん：
　……大半は芝居に生かせない設定ですが（笑）。
　バツイチとか，昼ドラみたいな設定だったり。でも最近は，乙女っぽいところも追加されたり。

4Gamer：
　実際のゲームの脚本に，どれぐらい生かされるんでしょうね？

矢作さん：
　全部生かされてたらどうしましょうね（笑）。
　グレイが「ばあちゃんの名にかけて！」みたいセリフを言うってネタがあったんですけど，ラジオを聴いていないプレイヤーさんはびっくりしちゃいますよね。

4Gamer：
　そりゃ，びっくりするでしょうね。
　グレイというキャラクターのベーシックな設定に関しては，もう完璧に把握されてるんですよね？　

矢作さん：
　神官で，ユイのお付きの人の子孫の末裔で，虫眼鏡を持ってて……。
　日記書いてるんだっけ？　あれ？

早見さん：
　それ，「矢作さん，知ってますか？」に届いたお便りじゃないですか？

矢作さん：
　あれ？　やばい！　ごっちゃになってきてる！

4Gamer：
　いや，ちゃんと「日記の更新」って趣味があるみたいですよ（笑）。

矢作さん：
　うわあああああ，完璧にごっちゃになってきた……。

4Gamer：
　……では最後に，アークサインをまだ遊んだことのない人と，アークサインのプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。

早見さん：
　ラジオでは，いろいろギリギリなことをやっているんですが，ゲームでもきっとギリギリ感を楽しめると思います。まだゲームで遊んだことのない人は，ラジオをきっかけにしていただけると嬉しいです。
　すでにアークサインで遊んでいる方は，ラジオを聴いているうちに，ユイの幅が広がったり，グレイの設定が定まっていくところを楽しめると思いますので，ぜひ聴いてみてくださいね。

矢作さん：
　こんな番組ですけど，ラジオを聴いてアークサインをやってみようと思ってくれる方がいると嬉しいですね。キャラクターのコスチュームに，「ムフッ」とするものがいっぱいあると思うので，ぜひ遊んでみてください。
　アークサインで遊んでいる方とは，近々，喋るようになるグレイとしてお目にかかれると思います。ぜひ，楽しみに待っていてください。

4Gamer：
　今日はありがとうございました。

　さて，こんな様子のギリラジは，前述のとおり隔週金曜日にニコニコ動画の「ハンビットチャンネル」で更新されている。
　最新回のみならず，過去のアーカイブも視聴可能なので，この番組に興味を持った人は，第1回から順番に聴いてみてもいいだろう。
　アークサインのラジオ番組とはいえ，アークサインを知らなくても楽しめるし，アークサインを知っていれば，ニヤリとできる瞬間がかなり多いはずだ。

　なお今回，お二人から4Gamer読者向けのプレゼントとして，5枚のサイン色紙をいただいた。色紙が欲しくて欲しくてたまらない人は，今週の「Weekly 4Gamer」から，ぜひご応募を！

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