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「ハースストーン」,新拡張セット「博士のメカメカ大作戦」で復帰を考えている人にオススメのデッキを紹介
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印刷2018/08/31 12:00

攻略

「ハースストーン」,新拡張セット「博士のメカメカ大作戦」で復帰を考えている人にオススメのデッキを紹介

 Blizzard Entertainmentがサービスするオンライン対戦カードゲーム「ハースストーン」PC / iOS / Android)に,新拡張セット「博士のメカメカ大作戦」が登場した。本拡張セットでは,強力なカードが多く追加されており,新カードを用いたさまざまなデッキが現環境で活躍している。本稿では,それら新デッキの紹介を兼ねて,現環境の様相を紹介していこう。
 どんなデッキが流行っているのかが分かれば,復帰もスムーズにできると思うので,しばらくハースストーンから離れていたプレイヤーもぜひ読み進めてほしい。

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中速デッキが強い! メタゲームの中心はドルイド


 現環境を語るうえで外せないのがドルイドだろう。今までも,マナ加速という強力なギミックを軸に猛威を振るってきたが,今回の新弾ではさらに強力な新カードが追加されている。

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 その中でもとりわけ強力なのが,「プルンプルン・フループ」「ドリームペタル栽培師」の2枚だ。プルンプルン・フループは,直前に手札から出したミニオンの能力をコピーでき,「マリゴス」とのコンボがとくに強力だ。一度マリゴスを出した後にコピーを出すことで,呪文ダメージが10点プラスされる状況を作り出せる。
 また,最初に出したマリゴスが除去されたとしても,4マナで呪文ダメージ+5となるので,なぎ払いなどの呪文を叩き込む余裕もある。マリゴスドルイドは,すでに存在していたアーキタイプであったが,このカードの登場で一段と強化されたといえるだろう。

 ドリームペタル栽培師は,手札のミニオンのコストを7も下げられる。対象はランダムではあるが,うまくマリゴスのコストを2に下げられれば,残った8コストでなぎ払いを2回打つといったことも可能だ。現在ドルイドがメタゲームの頂点として活躍しているのは,これらの強力カードの存在が大きい。

◯マリゴスドルイド
カード名 枚数 セット
月の炎 2 ベーシック
ジャスパーの小呪文石 2 コボルトと秘宝の迷宮
自然への回帰 2 クラシック
野生の繁茂 2 ベーシック
精神支配技士 2 クラシック
なぎ払い 2 ベーシック
プルンプルン・フループ 1 博士のメカメカ大作戦
世界樹の小枝 1 コボルトと秘宝の迷宮
枝分かれの道 2 コボルトと秘宝の迷宮
含み笑う発明家 1 博士のメカメカ大作戦
滋養 2 クラシック
魔力の暴帝 2 コボルトと秘宝の迷宮
拡がりゆく虫害 2 凍てつく玉座の騎士団
ドリームペタル栽培師 1 博士のメカメカ大作戦
魔蝕の病霜マルフュリオン 1 凍てつく玉座の騎士団
リッチキング 1 凍てつく玉座の騎士団
アレクストラーザ 1 クラシック
マリゴス 1 クラシック
究極の侵蝕 2 凍てつく玉座の騎士団
デッキコード
AAECAZICCLQDxQTCzgKZ0wKb6ALi+ALk+wL1/AILQF/pAdMD3gXkCKDNAofOApjSAp7SAtvTAgA=

 上記のマリゴスドルイドには,プルンプルン・プルーフとドリームペタル栽培師がそれぞれ1枚ずつ採用されている。「世界樹の小枝」を利用した1ターンキルコンボだけではなく,ドリームペタル栽培師でマリゴスのコストを下げてから,1ターンキルを狙うという2段構えなのが特徴的で,相手の武器破壊にも対応可能だ。

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 対アグロデッキでは,中立の新カード「含み笑う発明家」が強力だ。このカードは,雄叫び効果で「マジウザ・オ・トロン」を2体呼び出せるので,それだけで4回攻撃を受けることができ,相手の攻勢を一気に止められる。
 アグロデッキに対しては,このカードや「拡がりゆく虫害」などを駆使して序盤の攻めを捌き,遅めのデッキに対しては世界樹の小枝やドリームペタル栽培師からのマリゴス1ターンキルコンボを狙うのがこのデッキの必勝パターンだ。苦手デッキも少なく,非常にパワーが高いので,新環境を触るうえでもっともオススメできるデッキといえる。

 もちろん,マリゴスドルイド以外にも強力なデッキは存在する。それは,「キング・トグワグル」を軸としたトグワグルドルイドだ。

◯トグワグルドルイド
カード名 枚数 セット
ジャスパーの小呪文石 2 コボルトと秘宝の迷宮
生物学プロジェクト 2 博士のメカメカ大作戦
自然への回帰 2 クラシック
自然の怒り 1 クラシック
野生の繁茂 2 ベーシック
狂暴な遠吠え 1 妖の森ウィッチウッド
なぎ払い 2 ベーシック
枝分かれの道 2 コボルトと秘宝の迷宮
樫の召喚 2 コボルトと秘宝の迷宮
鉄木のゴーレム 2 コボルトと秘宝の迷宮
滋養 2 クラシック
魔力の暴帝 2 コボルトと秘宝の迷宮
拡がりゆく虫害 2 凍てつく玉座の騎士団
アザリナ・ソウルシーフ 1 妖の森ウィッチウッド
ドリームペタル栽培師 1 博士のメカメカ大作戦
魔蝕の病霜マルフュリオン 1 凍てつく玉座の騎士団
キング・トグワグル 1 コボルトと秘宝の迷宮
究極の侵蝕 2 凍てつく玉座の騎士団
デッキコード
AAECAZICBsQGmdMC/esCmu4Cv/IC5PsCDEBf6QHkCKDNAofOApTSApjSAp7SAtvTAoTmAo/2AgA=

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 このデッキの核となるのは,キング・トグワグルと「アザリナ・ソウルシーフ」の2枚だ。キング・トグワグルは,相手とデッキを交換するというユニークな効果を持ったミニオンだ。ただ,再度交換できる身代金カードも相手に与えてしまうため,デッキを交換してもすぐに取り返されてしまう。
 しかし,アザリナ・ソウルシーフで相手の手札をコピーすれば,身代金カードもコピーできるため,再度デッキを交換できる。こうすることで,相手とデッキを交換したままにできるわけだ。

 とはいえ,キング・トグワグルは8コスト,アザリナ・ソウルシーフは7コストであり,そのままでは一緒に出せない。したがって,このコンボを決めるにはドリームペタル栽培師でいずれかのコストを下げる必要がある。難度は高いものの,一度決めてしまえば必殺級のコンボとなり,とくにコンボパーツを揃える時間を確保しやすい対コントロールデッキ戦では非常に強力である。


◯Sjow' s ハイブリッドドルイド
カード名 枚数 セット
月の炎 2 ベーシック
ジャスパーの小呪文石 2 コボルトと秘宝の迷宮
自然への回帰 2 クラシック
野生の繁茂 2 ベーシック
狂暴な遠吠え 2 妖の森ウィッチウッド
なぎ払い 2 ベーシック
プルンプルン・フループ 1 博士のメカメカ大作戦
世界樹の小枝 1 コボルトと秘宝の迷宮
枝分かれの道 2 コボルトと秘宝の迷宮
含み笑う発明家 1 博士のメカメカ大作戦
滋養 2 クラシック
魔力の暴帝 2 コボルトと秘宝の迷宮
拡がりゆく虫害 2 凍てつく玉座の騎士団
アザリナ・ソウルシーフ 1 妖の森ウィッチウッド
ドリームペタル栽培師 1 博士のメカメカ大作戦
魔蝕の病霜マルフュリオン 1 凍てつく玉座の騎士団
キング・トグワグル 1 コボルトと秘宝の迷宮
マリゴス 1 クラシック
究極の侵蝕 2 凍てつく玉座の騎士団
デッキコード
AAECAZICCLQDmdMCm+gC/esCmu4C4vgC5PsC9fwCC0Bf6QHTA+QIoM0Ch84CmNICntIC29MCv/ICAA==

 また,マリゴスドルイドとトグワグルドルイドの良いとこ取りをしたハイブリッドドルイドも活躍している。上記のサンプルデッキは,スウェーデンのプロプレイヤーであるSjow選手が1位を獲得したときのもの。マリゴスを使った1ターンキルプランと,トグワグルアザリナプランの両方を,状況と相手に合わせて選べる。マリゴスドルイドとトグワグルドルイド,両方のデッキを触って動きを理解したら,こちらのデッキを触ってみるのも良いだろう。

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ドルイドへの有力な対抗馬はウォーロック,ローグ,ハンターか


 ドルイドへの対抗馬としてまず挙げられるのは,ウォーロックだろう。前環境の時から偶数ウォーロックやZooなどのデッキが強力だったが,現環境ではこれらのデッキが一段と強化されている。


◯偶数ウォーロック
カード名 枚数 セット
サンフューリーの護衛 2 クラシック
冒涜 2 博士のメカメカ大作戦
卑俗なホムンクルス 2 コボルトと秘宝の迷宮
悪魔化プロジェクト 1 博士のメカメカ大作戦
酸性沼ウーズ 1 ベーシック
霊魂爆弾 2 博士のメカメカ大作戦
アメジストの小呪文石 2 コボルトと秘宝の迷宮
キノコ酒造師 2 コボルトと秘宝の迷宮
スペルブレイカー 2 クラシック
トワイライト・ドレイク 2 クラシック
地獄の炎 2 ベーシック
影の炎 1 クラシック
鉤手のリーヴァー 2 コボルトと秘宝の迷宮
ゲン・グレイメイン 1 妖の森ウィッチウッド
待ち伏せのガイスト 1 凍てつく玉座の騎士団
黒騎士 1 クラシック
リッチキング 1 凍てつく玉座の騎士団
屍山血河のグルダン 1 凍てつく玉座の騎士団
山の巨人 2 クラシック
デッキコード
AAECAfqUAwiTAYoH+AygzgLCzgKX0wLN9AKAigML8gX7BrYH4QeNCOfLAvHQAv3QAojSAtjlAvH3AgA=

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 偶数ウォーロックは前のバージョンのリストと大きく変わらないが,「悪魔化プロジェクト」によって,マリゴスドルイドをはじめとしたコンボデッキを妨害できるようになった。対象こそランダムだが,相手の手札のミニオンを別の悪魔カードに変えられるので,マリゴスやキング・トグワグルといったカードを悪魔にできれば,相手のプランを崩せるわけだ。

 もちろん,ヒーローパワーで手札を増やし,「山の巨人」を序盤から出して攻めていく動きは依然として強力。奇数ローグやクエストローグといったローグのデッキには分が悪いものの,基本的に苦手デッキは少なく,多くのデッキに対して幅広く対応できるので,これから復帰するプレイヤーにもオススメのデッキの1つだ。
 基本的な使い方は,昔のコントロールウォーロックと大きくは変わらないので,過去にコントロールウォーロックの使用経験があれば,それほど困ることもないだろう。


◯Zooウォーロック
カード名 枚数 セット
ヴードゥーの呪術医 2 ベーシック
ヴォイドウォーカー 2 ベーシック
コボルトの司書 2 コボルトと秘宝の迷宮
ライトウォーデン 2 クラシック
入魂 2 博士のメカメカ大作戦
炎のインプ 2 クラシック
魂の炎 2 ベーシック
ケレセス公爵 1 凍てつく玉座の騎士団
キノコの呪い師 2 コボルトと秘宝の迷宮
ドッペルインプ 2 博士のメカメカ大作戦
ハッピーグール 2 凍てつく玉座の騎士団
ブラッドナイト 1 クラシック
サロナイト鉱山の奴隷 2 凍てつく玉座の騎士団
ライフドリンカー 1 妖の森ウィッチウッド
ドゥームガード 2 クラシック
卑劣なるドレッドロード 1 凍てつく玉座の騎士団
菌術師 2 コボルトと秘宝の迷宮
デッキコード
AAECAfqUAwTzBffNApziAu/xAg0whAH3BM4Hwgj3DJvLAp/OAvLQAtHhAofoAvT3AtP4AgA=

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 一方,Zooは新カードがふんだんに採用されているのが印象的だ。「入魂」「ドッペルインプ」,もしくは「サロナイト鉱山の奴隷」とのコンボが強力。これらのミニオンを強化すると,強化された状態のミニオンが2体出てくる。要するに,ドッペルインプであれば4/4,サロナイト鉱山の奴隷であれば4/5のミニオンを2体展開できるわけだ。

 また,前のバージョンからの定番コンボであった,回復から「ハッピーグール」を展開する動きは依然として強力。展開をして盤面優位を取っていくという基本に忠実な扱いやすいデッキだ。偶数ウォーロックと同じく,ドルイドに比較的戦いやすいのもポイントの1つ。


◯奇数ローグ
カード名 枚数 セット
アージェントの従騎士 2 クラシック
ダイアモール 2 コボルトと秘宝の迷宮
ファイアフライ 2 大魔境ウンゴロ
冷血 2 クラシック
南海の甲板員 2 クラシック
致死毒 2 ベーシック
SI:7諜報員 2 クラシック
ヴォイド・リッパー 2 コボルトと秘宝の迷宮
エドウィン・ヴァンクリーフ 1 クラシック
ブラッドナイト 2 クラシック
ヘンチ・クランのゴロツキ 2 妖の森ウィッチウッド
ヴァイルスパイン・スレイヤー 2 大魔境ウンゴロ
マイラの不安定元素 1 博士のメカメカ大作戦
リロイ・ジェンキンス 1 クラシック
含み笑う発明家 2 博士のメカメカ大作戦
菌術師 2 コボルトと秘宝の迷宮
月を食らうものバク 1 妖の森ウィッチウッド
デッキコード
AAECAaIHBLICrwSe+ALn+gINjALLA9QF8wX1Bd0IgcIC68IC0eECi+UC/eoCpu8C4vgCAA==

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 同じく対抗馬として有力なのがローグだ。その中でもスタンダードで扱いやすいのが,奇数ローグである。前環境の時点で有力なデッキとして活躍していたが,その強さは現環境でも健在。現在のリストでは,「マイラの不安定元素」が入っており,このカードによって手札切れを補えるという点でパワーアップしている。

 戦略としては,ヒーローパワーによる2/2の武器を生かして盤面有利を取っていくのが基本になる。ドルイドにはやや不利なほか,奇数パラディンには大きく不利がついてしまうものの,苦手デッキは全体的に少なく,とくに偶数ウォーロック,Zooといったウォーロックのデッキには優位に立ち回れる点が強みだ。


◯クエストローグ
カード名 枚数 セット
影隠れ 2 クラシック
死角からの一刺し 2 ベーシック
段取り 2 クラシック
グレイシャル・シャード 2 大魔境ウンゴロ
南海の甲板員 2 クラシック
地底の大洞窟 1 大魔境ウンゴロ
蝋のエレメンタル 2 コボルトと秘宝の迷宮
初級エンジニア 2 ベーシック
獰猛なスケイルハイド 2 妖の森ウィッチウッド
若き酒造大師 2 クラシック
ゴルゴン・ゾーラ 1 コボルトと秘宝の迷宮
ソニア・シャドウダンサー 1 コボルトと秘宝の迷宮
擬態の卵 2 大魔境ウンゴロ
エルフの吟遊楽人 2 コボルトと秘宝の迷宮
含み笑う発明家 2 博士のメカメカ大作戦
退散 2 ベーシック
虚ろのヴァリーラ 1 凍てつく玉座の騎士団
デッキコード
AAECAaIHBIbCAoDTAs/hAsPqAg20AcQBnALtAp8D1AWGCZfBAvzBAsfTAtvjAvbsAuL4AgA=

 一方で,扱いは難しいものの,アンチコントロールデッキとして猛威を振るっているのがクエストローグ。クエストカードの「地底の大洞窟」が2回も弱体修正を受けたものの,含み笑う発明家の登場で,対アグロデッキ耐性が上がっており,まだまだ戦えるデッキになっている。

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 戦い方は,まずクエストをできるだけスムーズに達成し,そこから盤面優位を取りつつ,隙あらば突撃持ちのミニオンによるリーサルダメージを狙っていくというものになる。クエスト達成で大きく貢献してくれるのが,「ソニア・シャドウダンサー」で,このカードと「南海の甲板員」「獰猛なスケイルハイド」を組み合わせることで,条件の達成が大幅に早まる。
 奇数ローグ,Zoo,奇数パラディンといった速攻型のアグロデッキは相変わらず苦手なものの,遅めのデッキには無類の強さを誇る構築だ。


◯断末魔ハンター
カード名 枚数 セット
キャンドルショット 2 コボルトと秘宝の迷宮
死にまね 2 凍てつく玉座の騎士団
狩人の狙い 2 ベーシック
追跡術 2 ベーシック
ケレセス公爵 1 凍てつく玉座の騎士団
クモ爆弾 2 博士のメカメカ大作戦
デビルサウルスの卵 2 大魔境ウンゴロ
テラースケイルの追跡者 2 大魔境ウンゴロ
暴蝕ウーズ 1 大魔境ウンゴロ
側面攻撃 2 コボルトと秘宝の迷宮
猟犬使いショー 1 妖の森ウィッチウッド
ウィッチウッドのグリズリー 2 妖の森ウィッチウッド
含み笑う発明家 2 博士のメカメカ大作戦
肉食キューブ 2 コボルトと秘宝の迷宮
サバンナ・ハイメイン 1 クラシック
死線の追跡者レクサー 1 凍てつく玉座の騎士団
苔むしたモノノケ 1 妖の森ウィッチウッド
キャスリーナ・ウィンターウィスプ 1 コボルトと秘宝の迷宮
キングクラッシュ 1 クラシック
デッキコード
AAECAQcKqgbTxQLPxwLD6gKa7gLN7wKd8AKS+AKe+AKggAMKS6ICogT/B5vCAsrnAoP7Ao77Ap77ArP8AgA=

 対ドルイドでは断末魔ハンターも強い。前環境から有力デッキではあったが,現環境でも引き続き,アンチコントロールデッキとして目覚ましい活躍を見せている。上記のリストは,オーストラリアのFroStee選手がレジェンド1位を達成したリストで,ほかのプレイヤーからもレジェンド上位報告がある信頼度の高い構築になっている。
 
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 基本的な戦い方は,「デビルサウルスの卵」の断末魔効果を,「死にまね」「テラースケイルの追撃者」といったカードで発動させ,盤面優位を取っていくというもの。
 肉食キューブとこれら断末魔発動カードのコンボはとく強力で,「ウィッチウッドのグリズリー」「サバンナ・ハイメイン」などを飲み込んだ肉食キューブに対して使えば,巨大ミニオンを一度に複数並べられる。
 さらに,これら断末魔効果持ちのミニオンは,相手の除去呪文にも耐性があるので,コントロールデッキの多くに対して有効に働くのだ。

 奇数ローグやZoo,奇数パラディンといったアグロデッキは苦手だが,それら以外は優位に戦えるマッチが多く,マリゴスドルイドなどに対しても有利に立ち回れるのが強み。コツさえつかめば比較的扱いやすい万人向けのデッキである。

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その他のヒーローのデッキも強力! 群雄割拠の新環境


 さて,ここまで現環境のメインストリームとなるドルイド系デッキと,その対抗馬のデッキを紹介してきたが,そのほかのヒーローのデッキも決して弱いわけではい。そんなわけで,最後にパラディン,メイジ,ウォリアーのデッキも紹介しておこう。


◯奇数パラディン
カード名 枚数 セット
グロウトロン 2 博士のメカメカ大作戦
ジャングルの遭難者 2 大魔境ウンゴロ
ファイアフライ 2 大魔境ウンゴロ
メカンガルー 2 博士のメカメカ大作戦
力の祝福 2 ベーシック
有徳の守護者 2 凍てつく玉座の騎士団
ヴォイド・リッパー 2 コボルトと秘宝の迷宮
ブラッドナイト 2 クラシック
未鑑定の大槌 2 コボルトと秘宝の迷宮
神聖なる恩寵 1 クラシック
レベルアップ! 2 コボルトと秘宝の迷宮
含み笑う発明家 2 博士のメカメカ大作戦
菌術師 2 コボルトと秘宝の迷宮
ヴァインクリーヴァー 2 大魔境ウンゴロ
回廊漁り蟲 2 コボルトと秘宝の迷宮
月を食らうものバク 1 妖の森ウィッチウッド
デッキコード
AAECAZ8FAqcFnvgCDkbzBevCAoPHArjHAuPLAvvTAtHhAtblArXmAv3qAuL4Avb9Atb+AgA=

 本稿の中でもしばしば話題にしてきたが,強力なアグロデッキの一角を担っているのがこの奇数パラディンだ。ほぼ新カードの採用がない構築もしばしば見られるものの,前環境で猛威を振るってきたそのパワーは健在。目新しさこそないが,扱いやすくオススメできるデッキの1つだ。

 とくに奇数ローグ,クエストローグ,断末魔ハンター,テンポメイジといったデッキには相性が良く,Zooに対しても「卑劣なるドレッドロード」を採用していないタイプには有利が付く。
 一方で,多くのドルイドデッキやコントロールデッキに対しては相性があまり良くない。得意なデッキに対しては大きな優位を築けるデッキなので,苦手なデッキにそれほど当たらないような時に使用すると,勝率を伸ばせるはずだ。


◯テンポメイジ
カード名 枚数 セット
シューティング・スター 2 博士のメカメカ大作戦
マナ・ワーム 2 クラシック
魔力の矢 2 ベーシック
フロストボルト 2 ベーシック
始原の秘紋 2 大魔境ウンゴロ
魔法使いの弟子 2 クラシック
魔法学者 2 大魔境ウンゴロ
キリン・トアのメイジ 2 クラシック
シンダーストーム 2 妖の森ウィッチウッド
占星術師ルナ 1 博士のメカメカ大作戦
呪文相殺 2 クラシック
爆発のルーン 2 コボルトと秘宝の迷宮
魔力なる知性 2 ベーシック
ファイアーボール 2 ベーシック
宇宙異常体 2 博士のメカメカ大作戦
アルネス 1 コボルトと秘宝の迷宮
デッキコード
AAECAf0EAqLTAu72Ag5xuwKVA6sEtATmBJYF7AXBwQKYxAKP0wL77AKV/wK5/wIA

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 テンポメイジも前環境から活躍していたデッキだが,このリストでは,新カードによって強化されている。とくに「宇宙異常体」の呪文ダメージ+2が強く,さまざまな呪文の火力を大きく底上げしてくれる。新カード「シューティングスター」とのコンボも強烈で,1コストで3体のミニオンに3ダメージを与えるという目覚ましい火力を叩き出す。このコンボにより,これまで苦手としてきた,ミニオンを横並べるタイプのアグロデッキへの耐性もやや上がった。

 ドルイド相手にも比較的戦えるデッキであるほか,クエストローグや偶数ウォーロック,シャダウォックシャーマンなどといったデッキにはとくに強い。一方,奇数ローグや奇数パラディン,Zooといったデッキや,奇数ウォリアーなどのアーマーを大量に積む相手はやや苦手とする。

◯奇数ウォリアー
カード名 枚数 セット
エターニウム・ローバー 2 博士のメカメカ大作戦
オメガ・アセンブリ 2 博士のメカメカ大作戦
お触れ役 1 妖の森ウィッチウッド
シールドスラム 2 クラシック
ゴルゴン・ゾーラ 1 コボルトと秘宝の迷宮
シールドブロック 2 ベーシック
ストーンヒルの守護者 2 大魔境ウンゴロ
大暴れ 2 コボルトと秘宝の迷宮
暴蝕ウーズ 1 大魔境ウンゴロ
鉄嘴のフクロウ 2 クラシック
ジリアックス 1 博士のメカメカ大作戦
スーパーコライダー 2 博士のメカメカ大作戦
ダイノ・マティック 2 博士のメカメカ大作戦
ダリアス・クロウリー 1 妖の森ウィッチウッド
乱闘 2 クラシック
先遣隊長エリーズ 1 大魔境ウンゴロ
アザリナ・ソウルシーフ 1 妖の森ウィッチウッド
ゴアハウル 1 クラシック
狂気の天才ドクター・ブーム 1 博士のメカメカ大作戦
月を食らうものバク 1 妖の森ウィッチウッド
デッキコード
AAECAQcKqgbTxQLPxwLD6gKa7gLN7wKd8AKS+AKe+AKggAMKS6ICogT/B5vCAsrnAoP7Ao77Ap77ArP8AgA=

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 新環境から登場したデッキの中で,コントロールデッキを使いたいという人にオススメなのが,奇数ウォリアーだ。このリストは,日本人プレイヤーのあれっくす氏のもので,「狂気の天才ドクター・ブーム」をはじめとした新カードが多く採用されている。
 とくに奇数ローグやZoo,奇数パラディン,テンポメイジといったアグロデッキに対して非常に強いのが特徴だ。マリゴスドルイドに対しても,アーマーを溜めて持久戦に持ち込むことで,相手はコンボで削りきれなくなるため,優位に戦える。
 一方で,クエストローグや断末魔ハンター,トグワグルドルイドといったアンチコントロールデッキに対しては非常に脆く,相性の落差が激しいデッキともいえる。

 戦い方は,ヒーローパワーを生かして持久戦に持ち込むというもの。「大暴れ」「乱闘」「ダイノ・マティック」といった全体除去を持っているので,ヒーローパワーとこれらの除去を活かせば,アグロデッキの多くに優位に立ち回れるだろう。
 また,狂気の天才・ドクター・ブームに変身することで,すべてのメカに急襲が付くため,盤面争いに非常に強くなるのだ。

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