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  • 発売日:2018/02/27
  • 価格:未定
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印刷2018/09/23 00:01

インタビュー

[TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた

LIENZO Director & Co-founder Edgar Serrand氏
画像集 No.001のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた
 PlayStation 4およびNintendo Switchの日本語版のリリースが予定されているアクションアドベンチャー「Mulaka」だが,本作を開発したメキシコのゲームスタジオ,Lienzoの共同設立者でゲームディレクターでもある,Edgar Serrand氏が東京ゲームショウ2018の開催に合わせて来日している。短時間ながら,話を聞く機会を得たので,お伝えしたい。

 発売中の英語版をプレイした人なら,Mulakaがメキシコのタラフマラ族を題材にした作品で,独特の色づかいや文化考察の深さなど,異色のタイトルであることを知っているはず。TGS会場で試遊したり,画面を見たりしているなら,「妙に気になるタイトル」として頭に残っている人がいるかもしれない。

画像集 No.004のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた
画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた 画像集 No.006のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた

「Mulaka」公式サイト


 タラフマラ族は,メキシコ北西部の高地砂漠シエラ・マドレ・オクシデンタルに暮らす先住民族で,地勢的にアステカ文明の支配を受けておらず,また過酷なスペイン帝国の植民地政策も乗り越えて,いまなお独自の文化を継承していることで知られる。果たして,Lienzoはなぜ,こうしたタラフマラ族をゲームのテーマに据えようと思ったのだろうか。


4Gamer
 本日はよろしくお願いします。「Mulaka」の開発の経緯を教えてください。

Edgar Serrand氏(以下,Serrand氏)
 まず2年ほどかけて,研究者と協力してタラフマラ族を調査しました。私はメキシコに住んでいるのですが,彼らについてはまだ分からないことが多いのです。人類学者や民俗学者にも協力を仰ぎ,タラフマラ族の文化や伝統,伝説などを「Mulaka」の中に表現しています。

画像集 No.008のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた

4Gamer
 タラフマラ族にスポットライトを当てた理由はなんですか。

Serrand氏
 タラフマラ族については,シャーマンの伝説なども多いですが,「超人的な持久力」を物語る逸話をよく耳にします。鹿が疲れて動けなくなるまで追い回して捕まえるなんて,すごいですよね。

4Gamer
 サンダル履きでマラソン大会に出場して,優勝したなんてこともあったそうですね。

Serrand氏
 そうです。なんというか,日本人が,サムライがすごい! と感じるのと同じでしょうか。

4Gamer
 我々が“侍のゲームを作りたい”と思うのと変わらないわけですね。

Serrand氏
 日本ならサムライやニンジャ,ヨーロッパならナイト。素晴らしい文化があります。でも,メキシコにもそれはいっぱいあって,そうした文化を世界に伝えたいと思ったんです。とりわけ,タラフマラ族のことを伝えたかった。

4Gamer
 だから調査に時間をかけ,専門家の協力も仰いだんですね。

Serrand氏
 ええ。もちろんタラフマラ族の力も借りています。遊びながらメキシコの文化を体験できるんです。

ゲームにはパズル要素もあり,とくに説明はされないのだが,それぞれのオブジェクトには,ちゃんとした歴史文化的な意味がある
画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた

4Gamer
 開発スタッフも,すべてメキシコの人なんですか。

Serrand氏
 チワワにスタジオがあり,幼なじみの8人でゲームを作っています。ですから,もちろんみんなメキシコにとても詳しく,昔からメキシコの文化を世界に知ってもらうゲームを作るのが使命だと感じていました。子供のときからゲーム開発者になるための勉強をしていましたし,メンバー全員,地元が大好きなんです

4Gamer
 なるほど。ところで日本語版が予定されているPS4版の特徴などはありますか。

Serrand氏
 我々はPS4が大好きだから,PS4ファン向けの機能をいくつか追加しました。たとえば,タッチパッドを押すと,メキシコの気に入った風景を切り取れたり。カメラが動かせるので,心に残る風景があれば,撮影してください。

試遊台の簡易マニュアルにはタッチパッドの機能説明が記載されていない
画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた

4Gamer
 では最後に,日本のゲーマーにメッセージをお願いします。

Serrand氏
 日本はビデオゲーム発祥の地で,私達はビデオゲームが大好きです。そんな私達が作った「Mulaka」を日本のゲーマーの皆さんに楽しんでもらえたら,とても嬉しい。「Mulaka」」は日本への恩返しでもあるんです。

4Gamer
 本日はどうも,ありがとうございました。

画像集 No.007のサムネイル画像 / [TGS 2018]幼なじみ8人で作ったゲームスタジオLienzo。地元ラブの開発者に彼らのゲーム,「Mulaka」の話を聞いた

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