ミクシィが2018年第2四半期決算発表・説明会を開催。「モンスターストライク」への注力などにより，前年同期比で増収増益

　ミクシィは2017年11月8日，決算発表・説明会を開催し，同社における2018年第2四半期の業績および2018年3月通期の業績見通しを発表した。

ミクシィ 代表取締役社長 森田仁基氏

　ミクシィの2018年3月期第2四半期の業績は，売上高450億円，営業利益166億円，経常利益169億円，当期純利益114億円となり，売上，利益ともに前年同期比で2桁％の増収増益だった。

　また2018年3月期上半期の業績は，売上高932億円，営業利益369億円，経常利益371億円，当期純利益251億円と，こちらも前年同期比で増収増益となった。


　同社のエンターテインメント事業においては，主力となるスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」（iOS / Android）が引き続き堅調とのこと。とくに2018年3月期第2四半期では，リアルイベントを中心としたユーザー還元施策に注力したという。7月には初の有料イベントとなった「XFLAG PARK2017」が開催され，2日間で延べ4万人の来場者を記録。また，同イベント内で行われた「モンストグランプリ2017 チャンピオンシップ決勝大会」も非常に好評を博した。


　「モンスターストライク」のユーザーは，例年夏には落ち着き気味になる傾向があるとのことで，アイスクリームがもらえる企画や，逗子海岸に海の家をオープンするといった企画など，リアルと連動させてゲームを盛り上げる施策が展開された。
　そして9月には，月額会員サービス「モンパス」をスタート。このサービスは，ゲーム内やリアル店舗「XFLAG STORE SHIBUYA」で特典を受けられるという内容で，順調に会員数を伸ばしているという。

2018年3月期第3四半期にて展開中の「モンスターストライク」4周年記念キャンペーンについても紹介された

　メディアプラットフォーム事業は，ライフタイムが長く安定したビジネスを複数展開する方針とのことで，とくに2018年3月期第2四半期は全体的に売上が拡大しており，成長を実感しているとのこと。


　なお同社の2018年3月通期の業績は，売上高2000億円，営業利益700億円，経常利益700億円，当期純利益480億円と，前年比で減収減益を見込んでいるという。

「ミクシィ」公式サイト