［E3 2013］「Payday 2」はマップ数6倍のフルゲームに。シリーズ最新作がE3会場でプレイアブル公開

　Overkill Softwareが2011年にリリースしたPC/PlayStation Network向けダウンロード専用ゲーム「Payday: The Heist」（PC / PS3）は，仲間とともに銀行強盗を遂行するというCo-op型のFPSで，6つのマップが収録された小規模なタイトルだった。しかし，双方のプラットフォーム合計で70万本程度の売り上げを記録しており，E3 2013ではその続編となる「PayDay 2」（PC / PS3 / Xbox 360）が出展されていた。

　Payday 2の販売を担当するのは505 Gamesで，今年のE3 2013会場では，コンベンションセンターの入口近くにブースを設け，プレイアブルデモを展示していた。同社のブースではなぜか，イベントの終了時刻になると，星条旗柄の不気味なピエロのお面を付けたギタリストが，アメリカ国家をエレキギターで弾き語るというサービス（？）を行っていたので，それを聞きながら試遊するのも一興か……。などと思っていたのだが，静かな環境の商談ブースで，じっくりとプレイできたので，本作のゲーム概要を紹介していこう。

　PayDay 2では，ワシントンDCへと拠点を移したDallas，Hoxton，Wolf，Chainという4人の銀行強盗団が，銀行だけでなく，美術館や宝石店などを荒らしまくることになる。
　本作では，強盗に成功すると「PAYDAY Loot」というカード式のアイテムがランダムでもらえるようになっていた。筆者は，迷彩系の武器用テクスチャーが入手できたのだが，一緒にプレイしていた人は弾倉拡張アイテムを入手していた。デモの担当者によると，中には100万分の1の確率でしか出てこないようなレアカードも存在するとのこと。前作と比べて，リプレイアビリティが大きく向上しているようだ。本作には，新たにシングルキャンペーンも用意されるので，プレイボリュームも前作以上のものになっている。


　また，前作では6つしかなかったCo-op用マップが，約6倍となる35種類も収録されるとのこと。「Mastermind」「Enforcer」「Ghost」「Technician」という4種類の特殊技能から，スキルを取得して使いわけるというシステムも新たに導入されており，ずいぶんと本格的なゲームになっている。

　大幅にボリュームアップした感のあるPayday 2は，Overkill Softwareが自社制作した最新エンジン「Diesel 2」で開発が進められている。2013年8月中にも，PC，PlayStation 3，そしてXbox 360向けにダウンロード販売される予定で，PC版は29.99ドル，そのほかの機種では39.99ドル程度の価格となるそうだ。日本での発売予定は現時点では未定だが，Co-opメインのFPSが好きな人は，ゲームタイトルを覚えておくといいだろう。

「PayDay 2」公式サイト

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