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「INDIE Live Expo 2021」視聴レポート。5時間以上にわたって300以上のインディーズゲームが取り上げられた番組の内容をまとめて紹介
“応募されたすべてのゲームを紹介する”というのコンセプトのINDIE Live Expoは,通算3回目の放送を迎えた。今回は300以上のタイトルが取り上げられ,放送時間も5時間40分以上と過去最長となった。
本稿では,配信の中で発表&紹介された最新のインディーズゲーム情報や,配信内で3回にわたって行われたゲーム音楽ライブ,海外インディーズゲーム事情の紹介など,ギッシリと情報が詰まった番組の様子をお伝えしていく。
「INDIE Live Expo 2021」公式サイト
配信は日本語に加えて英語と中国語でも行われており,それぞれ異なる出演者が進行と解説を担当した。日本語の配信はニッポン放送のアナウンサーである吉田尚記氏が進行を務め,PLAYISMの水谷俊次氏が解説役,ゲストとしてゲーム実況者のわいわい氏が出演した。
ちなみに,Steamでは番組の配信が開始された直後から6月8日2:00まで,INDIE Live Expo 2021の配信記念セールが実施されている。番組内で紹介されたタイトルにもセール対象の作品が含まれているので,気になる作品を見つけた人はチェックしてみよう。
Steam「INDIE Live Expo 2021」開催記念セール
番組恒例のゲーム音楽ライブコーナー「Live Performance」には,INDIE Live Expoでは毎回出演しているドラマーのダイナ四氏と,三味線を操るしゃみお氏が出演。ドラム+三味線という,やや珍しいスタイルでのライブが披露された。
ライブでは,昨年国内発のインディーズ作品の中でも特に大きな話題を呼んだ「天穂のサクナヒメ」のBGM「稔 ―みのり―」や,ジェリービーンズ運動会「Fall Guys: Ultimate Knockout」のメインテーマ「Everybody Falls」といった楽曲が演奏された。そのほかにもおなじみの「UNDERTALE」や「東方Project」からも楽曲がピックアップされるなど,インディーズゲームの祭典らしくバラエティに富んだラインナップとなった。
ライブは番組中に全3回行われ,1回目は1時間10分ごろ,2回目は3時間30分ごろ,3回目は4時間52分ごろからスタートしている。以下にライブのセットリストと各回の時間指定リンクを掲載するので,聴きたい曲がある人は視聴してみよう。
「INDIE Live Expo 2021」 Live Performance セットリスト |
|||
---|---|---|---|
1回目 | 天穂のサクナヒメ | 稔 ーみのりー」 | リンク |
Fall Guys: Ultimate Knockout | Everybody Falls | ||
Ultimate Chicken Horse | Main Titles | ||
2回目 | Crypt of the NecroDancer | Konga Conga Kappa | リンク |
Hades | God of the Dead | ||
DELTARUNE | THE WORLD REVOLVING | ||
3回目 | 東方虹龍洞 〜 Unconnected Marketeers. | 星降る天魔の山 | リンク |
UNDERTALE | MEGALOVANIA |
注目のインディーズ作品や,発表された新情報をタイトル別に紹介
「INDIE Picks」と「INDIE Live Premiere」では,注目度の高いインディーズゲームの紹介と,新情報の発表が行われた。ここでは,発表された内容をまとめてお届けしていく。
●Chivalry 2
「Chivalry 2」は,6月8日に発売を予定している,マルチプレイヤーの一人称視点メレーアクションだ。最大64人のプレイヤーで,プラットフォームの垣根を超えての対戦が楽しめる。
一見するとインディーズには見えないクオリティの作品だが,シリーズの前身にあたる「Chivalry: Battle for Agatha」は「Half-Life」のMODから独立した作品(関連記事)であり,インディーズの世界から生まれたシリーズということで,今回の配信でも扱われることになったようだ。
剣技対戦アクション「Chivalry 2」のローンチトレイラーが公開。PC版は日本語対応で6月8日にローンチへ
コンシューマ機版がKoch Mediaから2021年6月24日に発売されることが決まったオンライン専用剣技対戦アクション「Chivalry 2」のローンチトレイラーを公開した。本作では,2チームに分かれた最大64人のプレイヤーが入り乱れて目標を達成していくという新要素が加えられている。
●Idol Manager
ロシアのインディーズデベロッパ・GlitchPitchが,7月27日に発売を予定している新作タイトル「Idol Manager」の最新PVが公開された。
ゲーム内容は,プロデューサーとなってアイドルを育成してトップアイドルの輩出を目指すシミュレーション。レッスンやライブといったアイドルゲームではお馴染みの要素はもちろん,スキャンダルを利用した謀略やファンとの交流で発生するトラブルの対処など,業界の光と闇の両面を描いているのが特徴だ。
アイドル事務所経営シム「Idol Manager」の日本語版PVが公開。どんな手を使ってでものし上がる業界の光と影を描く
PLAYISMは本日,「Idol Manager」の日本語版PVを公開した。本作は,ロシアのデベロッパ・GlitchPitchが手掛けるアイドル育成・事務所経営シム。スキャンダルを利用してライバルを蹴落とすなど,のし上がるためにはどんな手でも使える業界の光だけでなく影をも描いているのが特徴だ。
●fault - milestone two 下
「fault - milestone two 下」のSteam版とNintendo Switch版の発売時期が,2021年9月に決定したと発表された。
「fault」シリーズは“少年漫画を少女達でやる青年漫画調の冒険譚”をコンセプトとしたビジュアルノベルシリーズだ。2015年8月にリリースされた「fault - milestone two 上」から数えて,6年ぶりの新作となる。現在はSteamストアページがオープンしている。
「fault - milestone two 下」公式サイト
●LOST EPIC
Team EARTH WARSが手掛ける2Dアクションゲーム「LOST EPIC」のアーリーアクセス版をSteamでリリースし,6月13日まで15%オフで購入できるローンチセールを開始した。
本作は,自由なキャラクターメイキングと,進化する武器によるハイテンポなアクションが楽しめるタイトルだ。現時点では2ステージのみがプレイ可能で,フルリリース時には武器やスキルを含む多数の新要素を追加する予定とのこと。
「LOST EPIC」のアーリーアクセス版,2021年夏にSteamで配信決定。トレイラーの第2弾も公開
Team EARTH WARSが開発中の2Dアクションゲーム「LOST EPIC」のアーリーアクセス版が,2021年夏にSteamでリリースされる。自由なキャラメイクや爽快なバトルが楽しめるハック&スラッシュ系の2Dアクションゲームである本作。ゲームのさまざまな要素を解説するトレイラーの第2弾も公開されている。
- キーワード:
- PC:LOST EPIC
- PC
- アクション
- ファンタジー
- プレイ人数:1〜3人
- ワンオアエイト
- ニュース
- ムービー
- 編集部:松本隆一
●Palworld
「クラフトピア」を手掛けた国内のインディーズデベロッパ・ポケットペアによる新作タイトル「Palworld」が,2022年内にリリースされると発表され,プロモーション映像が公開された。
ゲームの舞台となるのは,不思議な生き物“パル”が存在する世界。公開された映像によると,パルは捕まえて育成し,一緒に冒険ができるだけでなく,工場で働かせたり,釣りの餌にしたり,戦闘中の盾として利用したりと,かなり自由に利用できるようだ。
オープンワールドモンスター育成RPG「Palworld」が2022年内にリリース。“クラフトピア”を手掛けるポケットペアの新作
ポケットペアは本日,オープンワールドサバイバルモンスター育成RPG「Palworld」を,2022年内にリリースすると発表した。不思議な生物“パル”との生活を描いた作品で,公開された映像では,パルを戦闘の盾にしたり,釣りの餌にしたり,工場で労働させる様子が確認できる。
また,番組の後半で公開された映像では,サプライズで「クラフトピア」の新要素が公開された。映像の内容は6月23日のアップデートで実装を予定しているとのことだ。
●トランシルビィ
探索型アクションゲーム「トランシルビィ」の配信時期が2021年秋に決定し,Steamのストアページを公開した。
本作を手掛けるSKIPMOREは,アーケードライクなトップビューの2Dアクション「神巫女」や,スローライフRPG「ピコンティア」などを手掛けた国内のデベロッパだ。公開された開発陣によるメッセージでは「アーケードライクではありませんが,プレイ感覚はサイドビューの神巫女と思ってもらえばOK」とのこと。
探索型アクションゲーム「トランシルビィ」がSteamで2021年秋にリリース
SKIPMOREは本日(6月5日),探索型アクションゲーム「トランシルビィ」を2021年秋にPC(Steam)でリリースすると発表した。プレイヤーはサイボーグの「SIRUBY」を操作し,ソードで攻撃しつつ,エレメントガンで敵を凍らせて足場にしたり,バイクや飛行機に変形したりして探索を進める。
●ガラージュ:完全版
東芝EMIが1999年にリリースしたPC向けアドベンチャーゲームのリメイク作品「ガラージュ:完全版」のリリースが発表された。
オリジナル版は販売本数が少なく“幻のゲーム”と呼ばれてきたが,2020年にクラウドファンディングサイト・CAMPFIREで「『ガラージュ:完全版 for Mobile』制作プロジェクト」が立ち上げられ,2000万円を超える資金調達に成功し開発がスタートした。
本作にはエンディングやアナザークエストが追加され,ボリュームはオリジナル版の約2倍に達しているという。さらに,ゲームバランスとUIの刷新,オリジナル版の作曲者による新曲の追加も行われる予定だ。
モバイル版「ガラージュ:完全版」のリリースが決定。1999年に発売されたPC向けアドベンチャーゲームのリメイク作
本日配信されたインディーズゲームの情報番組“INDIE Live Expo 2021”で,モバイル版「ガラージュ:完全版」がリリースされることが発表された。1999年に発売されたPC向けADVのリメイク作品で,グラフィックスの強化のほか,シナリオや楽曲の追加も行われる。
●OU
ジー・モードの新作アドベンチャーゲーム「OU」のロゴと最新トレイラーが公開され,2021年にPC(Steam)とNintendo Switchでリリース予定であると発表された。
手描きのグラフィックスと,幻想的なビジュアルが特徴的な作品だが,詳細な情報については明かされなかった。開発陣からは「現実世界の普遍的な“なにか”を,児童文学の挿絵ようなタッチで描き出した作品です」とコメント。その“何か”については「ユーザーがプレイ体験を通してそれを感じ,持ち帰ってくれるものを目指しています」とも語られていた。
新作アドベンチャー「OU」がSteamとSwitchで2021年にリリース
ジー・モードは本日(6月5日),インディーズゲームの情報番組「INDIE Live Expo 2021」にて,新作アドベンチャー「OU」をPC(Steam)とNintendo Switchで2021年にリリースすると発表した。また,Steamストアの紹介ページも本日オープンしている。
●ウィザードリィ外伝 五つの試練
PC向け3DダンジョンRPG「ウィザードリィ外伝 五つの試練」のアーリーアクセスが,6月18日に開始されると明らかになった。リリースから1週間は,ローンチ記念セールで10%オフ価格で購入できる。
本作は,3DダンジョンRPGの代名詞とも言える「ウィザードリィ」シリーズにおいて,国産スピンオフシリーズとして展開されてきた“外伝”の中でも特に高い人気を獲得した「ウィザードリィ外伝 五つの試練」のリメイク作品だ。ワイドスクリーンと高解像度,および旧来のものを含む4種類のUI表示切り替えに対応している。
さらに,評判が良ければ「戦闘の監獄」や「慈悲の不在」といった外伝のシナリオも,追加シナリオDLCとして配信を計画しているとのことだ。
●iii:輪れ廻るワンダーランド
Why so serious?がパブリッシングを行う新作タイトル「iii:輪れ廻るワンダーランド」が発表され,その1stトレイラーが公開された。
本作は,世界を修正・改変できる「絵筆」を持った主人公となって”誰もが幸せになれる世界”を冒険するRPGだ。ドット絵風のキャラクターや,3DCGで構築されたマップ,Live2Dで動くキャラクターなど,多数の表現技法を取り入れた豪華なビジュアルが目を引く作品だが,本作はすべて1人のクリエイターが制作しているのだという。
プラットフォームはPC(Steam)で,現在はストアページがオープンしている。ストアページでは公開されたトレイラーと,日本語の説明文といくつかのスクリーンショットがが確認できる。
ドット風キャラクターと3D,Live2Dで描かれるRPG「iii:輪れ廻るワンダーランド」の開発が発表
本日配信されたインディーズゲームの情報番組“INDIE Live Expo 2021”で,「iii:輪れ廻るワンダーランド」の開発がアナウンスされた。ドット風キャラクターと3D,そしてLive2Dで描かれるRPGだ。
- キーワード:
- RPG
- PC:iii:輪れ廻るワンダーランド
- PC
- ニュース
- 編集部:ito
●My Child New Beginnings
ライフシミュレーションゲーム「My Child Lebensborn」の続編「My Child New Beginnings」が,2023年にリリース予定と発表された。
前作「My Child Lebensborn」は,第2次世界大戦後のノルウェーでレーベンズボルン(ナチス・ドイツの女性福祉施設)にいた養子の少女・カリンを育成するゲームだ。当時の実話をベースに制作されており,ナチスへの敵意とヘイトが残る社会で,ドイツ人の父を持つ子供を育てる困難を体験できる。
その続編にあたる本作では,辛い環境の中で成長したカリンが新たな人生を紡いでいく姿が描かれるという。プレイヤーは負の遺産と向き合い,カリンが自分の居場所を見つけられるように導かなければならない。
新作ライフSLG「My Child New Beginnings」が2023年にリリース予定。My Child Lebensbornの続編
インディーズゲームの情報番組「INDIE Live Expo 2021」にて本日(6月5日),新作ライフシミュレーションゲーム「My Child New Beginnings」が2023年にリリースされると発表された。2018年にスマホ版が発売され,PC/コンシューマ版が今月発売されたばかりの「My Child Lebensborn」の続編となる。
●The Good Life
PLAYISMがパブリッシングを行う新作タイトル「The Good Life」が,2021年秋に発売されると明らかにされた。
本作は,借金を抱えて途方に暮れる写真家のナオミ・ヘイワードとなり,借金の返済を目指す“オープンワールド借金返済アドベンチャー”だ。物語の舞台となる町では発生する殺人事件が発生し,ナオミはその謎を解き明かすために奔走することになる。
また,村には“夜になると住民たちが動物に変身する”という秘密が隠されており,そうした動物の力を活用するのも重要になりそうだ。
借金返済RPG「The Good Life」が2021年秋にリリース。幸福な田舎町に潜む数々の謎と殺人事件の真実を暴け
PLAYISMは,インディーズゲームの情報番組「INDIE Live Expo 2021」にて,新作RPG「The Good Life」を2021年秋に発売すると発表した。イギリスのある田舎町を舞台にした“借金返済RPG”だ。
チェコのゲーム事情が語られた「世界のインディスタジオ」コーナー
ライターの徳岡正肇氏が各国のインディーズゲーム事情を語るコーナー「世界のインディスタジオ」では,ヨーロッパの内陸国・チェコ共和国のゲーム事情が紹介された。
チェコはゲーム開発が非常に盛んな国であり,徳岡氏いわく“異彩を放つインディーデベロッパ”が拠点を置いている国でもあるという。
チェコの代表的なゲームスタジオとしては,超リアル志向のミリタリーFPSシリーズとして知られる「ARMA」シリーズを手掛けるBohemia Interactiveや,15世紀のボヘミア地方を舞台とするオープンワールドアクション「キングダムカム・デリバランス」のWarhorse Studiosなどが挙げられる。ゲームに詳しい読者であれば,このラインナップを見ただけでも徳岡氏が語る通りの“異彩”の一端を感じられるだろう。
「キングダムカム・デリバランス」開発会社Warhorse Studios見学レポート。開発チームと日本語版プロデューサーのインタビューを合わせてお届け
日本語版「キングダムカム・デリバランス」が,2019年7月18日にDMM GAMESから発売される。本作の舞台であるチェコを巡るプレスツアーに参加してWarhorse Studiosを訪問し,同スタジオの主要メンバーに話を聞いてきたので,日本語版プロデューサーの松本卓也氏のインタビューと共にお届けしよう。
そんなチェコの影響力の大きさを示す要素として,徳岡氏が取り上げたのが「ARMAII」のファンMODだ。非常に自由度の高い作品だけにMODのコミュニティも大きく,中でもPLAYERUNKNOWN氏が日本の映画「バトルロワイヤル」に影響を受けて作成した,いわゆるバトロワ系のMODは高く評価されていたという。
なんとなく察した読者も多いかと思うが,このMODが後に現在まで続くバトロワ系ゲームのブームを巻き起こす「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」の原型となる。本作がゲーム業界に与えた影響の大きさは,もはや語るまでもないだろう。
チェコ産のインディーズゲームに関して,徳岡氏が注目したのがグラフィックスへのこだわりの深さ。中でも特に強烈な個性を持っている会社として名前が挙げられたのが,横スクロールパズルアクション「マシナリウム」などを手掛けるAmanita Designだ。
Amanita Designは以前,カナダの技術カンファレンス“REBOOT Develop”で3Dビジュアルの制作工程を公開しており,その中で小物を実際に工作で作っていると明らかしているのだ。アニメーションパートもすべて手作りしているという。徳岡氏も「Amanita Designのこだわりは異常なレベルに達している」と,驚きを交えながら情報を語ってくれた。
このコーナーの最後に徳岡氏は「インディーズの多くの作品には,『僕はこれに関して,世界一こだわってる』というものは絶対に持ってるし,そうでなければゲームなんか完成しない」と前置きしたうえで「(Amanita Designは)こだわりを分かりやすく表現していて『分かる人は分かってくれる』という甘えがない」と,その魅力を熱弁してコーナーを締めくくった。
ポーランド共和国大使館ほか,多数の協賛団体&企業による企画コーナー
一般的な配信では協賛企業の紹介や企画コーナーはサラッと流されてしまうことも少なくないが,INDIE Live Expoはその限りではない。こちらでは,協賛企業の企画コーナーの中で紹介された新情報などを,ピックアップして紹介していく。
●ポーランド投資貿易庁
番組の協賛一覧でも特に目を引いたのは,駐日ポーランド共和国大使館のポーランド投資貿易庁だろう。番組内ではポーランド投資貿易庁からのビデオメッセージが公開され,ポーランドのゲーム市場の状況や,オススメ作品を紹介してくれた。
そこで紹介されたのは,オカルトとエロティシズムをテーマにしたサイコロジカルホラー「Lust from Beyond」と,すべてが紙細工で作成されたポイント&クリックアドベンチャー「Papetura」の2タイトルだ。
大使館の推薦作品にも関わらず,尖りまくったチョイスに出演者一同も驚きを隠せない様子だったが,いずれにせよ期待作であることは間違いない。興味を持った人は,これを契機にポーランド発のゲームに触れてみるのも良いだろう。
●Gotcha Gotcha Games
KADOKAWAが展開するツクールシリーズの最新作「アクションゲームツクールMV」を使用したゲームの公募イベント「アクションゲームツクールMV ゲームデベロップチャレンジ」の結果が発表された。大賞作品は,ばなな豆乳氏が手掛けたシューティングアクション「ELFIN FORCE」で,後日にNintendo Switch版がリリースされる。
●Why so serious?
「ロードス島戦記 −ディードリット・イン・ワンダーラビリンス−」など,インディーズゲーム作品のパブリッシングを行うWhy so serious?が,新レーベル「WSS playground」の立ち上げを発表した。
それに合わせて,手描きアニメで描かれる新作SFアドベンチャーゲーム「EDEN.schemata();」が発表された。本作は繰り返しのプレイを前提に設計されており,新たな事実が明らかになるとUI自体が変化し,ゲームの前提自体が変化していくという。
手書きアニメで描かれるSFミステリーアドベンチャー「EDEN.schemate();」が発表。Steamストアページが公開
本日配信されたインディーズゲームの情報番組“INDIE Live Expo 2021”で,手書きアニメで描かれるSFミステリーアドベンチャー「EDEN.schemata();」(エデン・スキマータ)が発表された。
また,今回の番組内で発表された新作タイトル「iii:輪れ廻るワンダーランド」や,承認欲求の強い女の子“あめちゃん”を人気配信者に育成するアドベンチャーゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」も,WSS playgroundの作品になるとのことだ。
●講談社 ゲームクリエイターズラボ
講談社からは,インディーズゲームのクリエイター支援プロジェクト「ゲームクリエイターズラボ」の第2期メンバー募集の日程が発表され,第1期における実績が公開された。
同社によると第1期の応募総数は1260件に達し,7件のプロジェクトが支援を受けたという。ゲームクリエイターズラボはプロ・アマはもちろんジャンルも不問で,制作した著作物の権利は製作者が保持できるのが特徴となっている。募集期間は2021年9月1日から10月31日までなので,何らかの企画を温めている人は今のうちに企画書を書いておくのも良いかもしれない。
インディーズ作品を一挙に紹介する「INDIE Waves」は過去最大規模に
各コーナーの中でも特にギッシリと情報が詰まっていたのが,いインディーズ作品を一挙に紹介するコーナー「INDIE Waves」だ。INDIE Live Expoの象徴とも言える本コーナーだが,今回は番組内で全6回にわたって行われ,1回ごとに50本近くの作品が紹介された。
INDIE Wavesの内容はYouTubeの公式チャンネルで個別にアップロードされているが,出演者によるコメントは収録されていない。以下にYouTube Liveの時間指定リンクと,個別動画へのリンクを掲載するので,詳細が気になる人は好みの方をチェックしてみよう。
対応プラットフォームなども併記されているので,スクリーンショットを撮影できる環境を整えておくと,後から遊びたい作品をチェックしやすいのでオススメだ。
区分 | 放送時間 | 時間指定 | 個別動画 |
---|---|---|---|
1回目 | 00:51:00〜 ※リリース済みのタイトルが中心 |
リンク | リンク |
2回目 | 01:27:30〜 | リンク | リンク |
3回目 | 02:30:00〜 | リンク | リンク |
4回目 | 03:46:00〜 | リンク | リンク |
5回目 | 04:36:40〜 | リンク | リンク |
6回目 | 05:12:00〜 ※6月中にリリースされる予定のタイトルが中心 |
リンク | リンク |
各コーナーでの紹介と発表が行われた後は,INDIE Live Expoの今後の展開についても触れられた。
最初に発表されたのは,個人クリエイターやデベロッパ,パブリッシャを含む出展者向けメールマガジン「INDIE Live Expo LETTER」の情報だ。内容はゲームの宣伝や開発に役立つ情報を伝えるもので,INDIE Live Expoの活用方法なども提供されるという。何らかの形で開発や宣伝に困っている人は,続報をチェックしてみよう。
その後,INDIE Live Expoの企画・運営スタッフを募集する旨も発表された。本稿の冒頭でも触れた通り,番組の規模は回を追うごとに拡大している。今後もINDIE Live Expoを展開していくうえでスタッフの増員が必要ということで,今回の募集に至ったという。公式サイトに詳細が掲載されているので,番組の運営を通じてインディーズゲームの発展に寄与したい人は応募してみてはいかがだろうか。
ここまでの発表を終えたところで,最後のサプライズゲストとして「東方Project」シリーズを手掛けたゲームクリエイターのZUN氏が登場。どうやらZUN氏は放送の最初から現場にいたようだが「大変そうに(番組を)やってるのを見て,あれは良さそうだとか,マジで! とか,ツッコミ入れながら見るのが最高に楽しい!」と,現場にいながら視聴者としての立場を満喫していたようだ。
そしてエンドロールの後,次回の番組「INDIE Live Expo Winter」の告知と,“Return INDIE Live Expo Awards”の一文が表示された。INDIE Live Expo Awardsは第1回と第2回の間で行われたINDIE Live Expoが主催するゲームアワードだ。これらについては後日に詳細が公開される予定なので,公式Twitterなどをフォローして情報を待とう。
「INDIE Live Expo 2021」公式サイト
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- ライター:蒼之スギウラ
- PC:OU
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