![]() |
その一つとして9月15日に渋谷の404 Not Foundで開催されたのが,ドイツ・ベルリン / ブランデンブルクから来日したゲーム業界使節団(Delegation)を迎える「Berlin-Brandenburg × Japan Game Industry Networking Lounge Berlin meets Tokyo at 404 Not Found」だ。
![]() |
今回のDelegationは,11の組織やスタジオから12名が参加。ゲーム開発スタジオだけでなく,ゲームイベントやコミュニティ,XR・デジタル分野,音声制作,産業支援など,さまざまな領域で活動するメンバーが集まった。
目的は日本のゲーム会社やクリエイターとの関係を築き,共同開発や海外展開,イベント連携,作品紹介といった将来的な協業の可能性を探ることにある。
会場ではまず,ベルリン側の参加者がそれぞれの活動を簡単に紹介。その後は自由に交流できるNetworking Loungeとなり,日本側のゲーム開発者やパブリッシャ,メディア,産業支援関係者らと直接言葉を交わしていた。
![]() |
ドイツ側から参加したメンバーは以下のとおり。
- medianet berlinbrandenburg:Jeannine Koch氏(CEO),Florian Masuth氏(Head of medianet GAMES & New Business)
- Berlin Partner for Business and Technology:Birgit Reuter氏(Senior Manager Media / Creative Industries)
- Games Ground:Arjuna “AJ” Sath氏(Co-Founder)
- Crosshatch Games:Dave Cross氏(Managing Director)
- HeadKino Games:Philipp Bönsch氏(Game Developer / Programming and Design)
- HOWL Studio Berlin:Ioulia Isserlis氏(CEO)
- Konsole Game Labs:Maximilian Knop氏(Founder & Managing Director)
- Livelive Media:David Holy氏(Studio Acquisition Manager)
- PlayPack Games:Hendrik Demmer氏(CTO & Co-Founder)
- Ruth Bosch氏(Creative Director / Independent Developer)
- Yaldi Games:Elena Höge氏(CEO)
それぞれの作品や活動も紹介された。HeadKino Gamesは,亡くなった人の家を片付けながら,残された物語をたどる穏やかなパズル/ナラティブゲーム「Haunted Cleaner」を開発中。HOWL Studio Berlinは映画とゲームの表現をつなぐVR・XR作品を手がけ,Konsole Game LabsはiPhoneやApple Watchなどを使い,実際の身体の動きをゲームに取り込む「AirPunch」を開発している。
![]() |
Yaldi Gamesの「Out and About」は,実在する植物やレシピを取り入れた自然探索型の作品。Ruth Bosch氏が仲間と制作する「Shady Business」は“悪役のためのランプ”を扱うインディーゲームだ。
また,ゲーム制作そのものだけでなく,イベントを運営するGames Ground,ベルリンへの企業進出などを支援するBerlin Partner,音声収録や吹き替えを手がけるLivelive Mediaなども参加しており,一口に「ゲーム業界Delegation」といってもその構成は多彩だった。
![]() |
先日のgamescom 2026のレポートでは,CESAの「TGCA」やMIXI Global Investmentsの「LVLZero Tokyo」など,日本のゲームやクリエイターを海外のプレイヤー,パブリッシャ,投資家らにつなげる取り組みを紹介した。作品だけを海外へ運ぶのではなく,開発者自身を送り出し,人と出会う機会を作ることも,こうした支援の大きな役割になっている。
答えを教えるのではなく,ときには「待つ」。CESA「TGCA」のgamescom出展で聞いた,インディー支援の距離感[gamescom]
gamescom 2026に出展していた,CESAの若手クリエイター育成プログラム「TGCA」。どのような取り組みなのかを運営と参加クリエイターに話を聞くと,一人ひとりに向き合う伴走型支援の手応えとその難しさが見えてきた。
日本のゲームと開発者を海外へ。「LVLZero Tokyo」第I期のgamescom出展について現地で話を聞いた[gamescom]
MIXI Global Investmentsのインディーゲーム海外展開支援プログラム「LVLZero Tokyo」がgamescom 2026に出展。第I期の5チームとともに現地を訪れた占部友春氏や参加者に,海外へゲームと開発者を連れていく意味,そこで得た手応えや見えてきた課題を聞いた。
今回の「Berlin meets Tokyo」も,そうした接点づくりの一つだ。東京ゲームショウの開催時期には,世界各地から多くのゲーム関係者が日本を訪れる。そうした機会に合わせて交流の場を設けることで,普段はなかなか出会えない開発者や企業,業界団体同士が直接つながるきっかけが生まれる。
![]() |
![]() |
その舞台となった404 Not Foundもまた,こうした動きを続けている場所だ。
404 Not Foundは,開業3年目のテーマとして「GAME × CLAN × SHIBUYA → WORLD」を掲げ,ゲームを軸に人と人との交流を深め,渋谷から生まれる活動や文化を国内外へ発信していくとしている。
2026年6月18日には,日本のインディーゲームスタジオの欧州展開を支援するJ-STARXとGames Londonのプログラム「Indie Game Studio / Startup Growth Programme for Europe」のローンチイベントも開催された。そこでも,日本の開発者と欧州のパブリッシャや投資家,業界関係者をつなぐことが大きな目的の一つだった。
日本とイギリス,そして欧州へ。JETROとGames Londonがインディーゲームの海外展開を支援する新プログラムを始動
日本のJETROと英・Games Londonが連携し,日本のインディーゲームスタジオの欧州展開を支援する新プログラムを始動した。両団体の担当者が支援内容や欧州市場への展望を説明し,さらに来日中のロンドン市長サディク・カーン氏も登壇したローンチイベントをレポートしよう。
- キーワード:
- OTHERS:講演/シンポジウム
- OTHERS
- イベント
- 業界動向
- 編集部:Junpoco
日本を訪れた海外のクリエイターやゲーム関係者と日本の業界をつなぎ,日本のゲームを海外へ展開していく機会を生み出す。ゲームを作るだけでなく,それを誰に届け,誰と組み,次の地域へどうつなげていくのか。TGS開幕を前にした渋谷で,そのための新たな交流が行われていた。
![]() |




























