コンソール文化のない韓国に「早い段階で,せめて英語と,コントローラーへの対応を」と力説
吉田氏:
あと,惜しいな,難しすぎるなと思ったのが「GLIDE」。今日遊んだんですけど,生高橋くんのゲームみたいなパズルアクションで,ギミックにいろいろ工夫がしてあって,マップの見えないところへジャンプしたら行けたりとか,面白いんですけど,ちょっと難しすぎるかなと。
4Gamer:
吉田さんでさえ難度が高いんですね。
吉田氏:
そうなんですよ。
あとそれに関連して,韓国のデベロッパのよくない点として昨日もステージで言ったんですけど,PCでゲームを遊ぶのが普通のせいか,ゲームコントローラーのサポートをしてくれないんですよね。
こういうアクションゲームはコントローラーじゃないと,方向キーの上を押して右を押しながらジャンプボタン,みたいなことになる。
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4Gamer:
しかも彼ら,それを普通にやりますよね。
吉田氏:
やりますね。でもコンソールで出したほうが売れるし,パブリッシャもそれを見てから判断するので,できるだけ早い段階からコントローラーサポートしてください,と。
4Gamer:
ほかにアドバイスは何か言いました?
吉田氏:
あとは,韓国語でしか作っていないゲームが結構あるんですよ。いまどきはAIで結構簡単にできちゃうので,早い段階から,せめて英語のローカライズを。中国語があればさらにいいし,日本語があればさらにいい。
昨日ステージで一緒だった「Crimson Pandemic」も,ビデオを見るとハイスピードでかっこいいんですよ。今回は事前にステージに出るデベロッパを選んでくれと言われて,BICの運営側から50だったか80だったか,たくさんのリストが送られてきて。
4Gamer:
あの顔ぶれは吉田さんチョイスだったんですね。
吉田氏:
「Master of Piece」は去年遊んでたので選んで,もう1個「GUREI 愚霊」(PC / PS5 / Nintendo Switch / PS4)という,すごく難度の高いボスラッシュのアクションゲームが好きで選んだんですけど,こちらはデベロッパが来られないと。
4Gamer:
ブラジルですしね……。
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吉田氏:
なので,映像だけ見て面白そうだと思って「Crimson Pandemic」の名前を挙げて,デベロッパが来てくれることになりました。ところがデモをダウンロードしてプレイしようとしたら,韓国語しかない。
1行ずつスマホでGoogleで見ながら,最初のチュートリアルで「どのボタンがどれ」って。しかもキーボードしか対応してなくて,英語もない。それだと,パブリッシャが「面白そうだな」と思っても評価すらできないよ,という。
4Gamer:
確かに昨日ステージで動画を見ましたけど,あれをキーボードでやるのは難儀そうです(笑)。
吉田氏:
作っているのは学生さんなんですよ。4年間ずっと作り続けていて,あんまりそういう部分は考えていないというか,単に知らないんでしょうね。
学校に行きながら空いている時間で作っているので,ファンディングもいらないし,自分1人でできることをやっている感じで。ただ韓国は兵役があるので,行く前に完成させて出したいと言ってました。今21歳だそうです。
4Gamer:
もうあんまり時間がない※ですね。
※その後その彼と話してみたら,「うーん,Early Accessくらいにはいけるんじゃないかな」と,吉田さんの心配もどこ吹く風。ドライで飄々としていたが,それくらいじゃないと1人で4年も作り続けられないのかもしれない,と思った。
吉田氏:
たぶん来年ぐらいに出るんじゃないですかね。だからもう「早い段階からせめて英語で,コントローラー対応してください」とお願いしてきました。
でもそのおかげで,ステージで私が「すごくいい」と言った後に「でも遊べなかった」という話ができて,ほかのデベロッパさんに対しても「早くローカライズして,コントローラー対応してね」と言えたので,まぁそれはそれでよかったんですけどね。
4Gamer:
まぁでも本当に韓国の人はびっくりするくらいコントローラは意識してないですよね。みんなPCで,難度高いアクションも普通にキーボードとマウスでやりますし。「コンソールの文化がない」というのはそういうことなんだな,とそういうところで思い知ります。
吉田氏:
そうなんですよ。それがね,残念でもったいないですね。こちらからすると。
あと,今日歩いていて面白そうだと思ったのが「Cinderia」。キャラクターがすごく可愛くて,「Cult of the Lamb」みたいなアクションで,ちょっと遊んだんですけど,いいなと思いましたね。ChinaJoyにもいて,来年にはセルフパブリッシングで出すとか。
4Gamer:
あれセルフだったんですね。そういう動きは結構いいですね。
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吉田氏:
それから,架け橋ゲームズさんのブースにあった,日本のデベロッパさんが長く作っている「Algolemeth」。
4Gamer:
ブースを1タイトルだけで豪華に使ってるなーと思って見てました。見たまんまのWiz系ですか?
吉田氏:
確かに昔の「ウィザードリィ」みたいな見た目のDRPGなんですけど,右側に別のウィンドウがあって,そこでキャラクターのロジックを組み立てていくんですよ。RPGはオートバトルになっていて,プレイヤーはロジックだけを組み立てて,ずっと見ている。負けて戻ったら,またロジックを組み直して。
4Gamer:
ううむ,面白そうですね……。ウィザードリィマニア的にはたまらんです。
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吉田氏:
よさげでしたよ。
あと「Buddy Bug」。中国のゲームで,悪くなかったです。全然違うんですけど,ビリヤードの球を転がして倒す……みたいな,ちょっと戦略っぽいアクションパズル。
4Gamer:
虫好きとしては興味を引かれたので,僕もさっき触りました。確かにアクションとしての“手触り感”が結構よかったですね。
その会社の2本目,見ました? 武侠っぽい見かけでしたけど,結構よさそうなアクショゲームで,動画のみだったんですが,そっちもよさそうだなぁと思いました。
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吉田氏:
あ,そっちは見てなかったですね。
ほかには,違うイベントで見た「Deperson」は好きですね。やばい感じのアドベンチャーゲーム。
4Gamer:
やばい,って。
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吉田氏:
とにかく,結構ヤバいんです。ぜひ見てみてほしいです。
あとは,日本から来たBitSummitチームもよかったですね。「NIGHTMARE OPERATOR」とか「ファンタスケッチ」とか。
4Gamer:
あぁ,BitSummitゾーンにいましたね。
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