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[インタビュー]良い意味での“インディー感”が戻ってきた釜山(BIC 2026)で,コントローラー文化のない韓国に「英語とコントローラー対応を早く!」 30本のリストを片手に吉田修平氏が,韓国と世界のインディーシーンを語る
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印刷2026/08/23 10:00

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[インタビュー]良い意味での“インディー感”が戻ってきた釜山(BIC 2026)で,コントローラー文化のない韓国に「英語とコントローラー対応を早く!」 30本のリストを片手に吉田修平氏が,韓国と世界のインディーシーンを語る

コンソール文化のない韓国に「早い段階で,せめて英語と,コントローラーへの対応を」と力説


吉田氏:
 あと,惜しいな,難しすぎるなと思ったのが「GLIDE」。今日遊んだんですけど,生高橋くんのゲームみたいなパズルアクションで,ギミックにいろいろ工夫がしてあって,マップの見えないところへジャンプしたら行けたりとか,面白いんですけど,ちょっと難しすぎるかなと。

4Gamer:
 吉田さんでさえ難度が高いんですね。

吉田氏:
 そうなんですよ。
 あとそれに関連して,韓国のデベロッパのよくない点として昨日もステージで言ったんですけど,PCでゲームを遊ぶのが普通のせいか,ゲームコントローラーのサポートをしてくれないんですよね。
 こういうアクションゲームはコントローラーじゃないと,方向キーの上を押して右を押しながらジャンプボタン,みたいなことになる。

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4Gamer:
 しかも彼ら,それを普通にやりますよね。

吉田氏:
 やりますね。でもコンソールで出したほうが売れるし,パブリッシャもそれを見てから判断するので,できるだけ早い段階からコントローラーサポートしてください,と。

4Gamer:
 ほかにアドバイスは何か言いました?

吉田氏:
 あとは,韓国語でしか作っていないゲームが結構あるんですよ。いまどきはAIで結構簡単にできちゃうので,早い段階から,せめて英語のローカライズを。中国語があればさらにいいし,日本語があればさらにいい。
 昨日ステージで一緒だった「Crimson Pandemic」も,ビデオを見るとハイスピードでかっこいいんですよ。今回は事前にステージに出るデベロッパを選んでくれと言われて,BICの運営側から50だったか80だったか,たくさんのリストが送られてきて。


4Gamer:
 あの顔ぶれは吉田さんチョイスだったんですね。

吉田氏:
 「Master of Piece」は去年遊んでたので選んで,もう1個「GUREI 愚霊」PC / PS5 / Nintendo Switch / PS4)という,すごく難度の高いボスラッシュのアクションゲームが好きで選んだんですけど,こちらはデベロッパが来られないと。

4Gamer:
 ブラジルですしね……。

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吉田氏:
 なので,映像だけ見て面白そうだと思って「Crimson Pandemic」の名前を挙げて,デベロッパが来てくれることになりました。ところがデモをダウンロードしてプレイしようとしたら,韓国語しかない。
 1行ずつスマホでGoogleで見ながら,最初のチュートリアルで「どのボタンがどれ」って。しかもキーボードしか対応してなくて,英語もない。それだと,パブリッシャが「面白そうだな」と思っても評価すらできないよ,という。

4Gamer:
 確かに昨日ステージで動画を見ましたけど,あれをキーボードでやるのは難儀そうです(笑)。

吉田氏:
 作っているのは学生さんなんですよ。4年間ずっと作り続けていて,あんまりそういう部分は考えていないというか,単に知らないんでしょうね。
 学校に行きながら空いている時間で作っているので,ファンディングもいらないし,自分1人でできることをやっている感じで。ただ韓国は兵役があるので,行く前に完成させて出したいと言ってました。今21歳だそうです。

4Gamer:
 もうあんまり時間がないですね。

※その後その彼と話してみたら,「うーん,Early Accessくらいにはいけるんじゃないかな」と,吉田さんの心配もどこ吹く風。ドライで飄々としていたが,それくらいじゃないと1人で4年も作り続けられないのかもしれない,と思った。

吉田氏:
 たぶん来年ぐらいに出るんじゃないですかね。だからもう「早い段階からせめて英語で,コントローラー対応してください」とお願いしてきました。
 でもそのおかげで,ステージで私が「すごくいい」と言った後に「でも遊べなかった」という話ができて,ほかのデベロッパさんに対しても「早くローカライズして,コントローラー対応してね」と言えたので,まぁそれはそれでよかったんですけどね。

4Gamer:
 まぁでも本当に韓国の人はびっくりするくらいコントローラは意識してないですよね。みんなPCで,難度高いアクションも普通にキーボードとマウスでやりますし。「コンソールの文化がない」というのはそういうことなんだな,とそういうところで思い知ります。

吉田氏:
 そうなんですよ。それがね,残念でもったいないですね。こちらからすると。
 あと,今日歩いていて面白そうだと思ったのがCinderia。キャラクターがすごく可愛くて,「Cult of the Lamb」みたいなアクションで,ちょっと遊んだんですけど,いいなと思いましたね。ChinaJoyにもいて,来年にはセルフパブリッシングで出すとか。

4Gamer:
 あれセルフだったんですね。そういう動きは結構いいですね。

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[2026/08/16 13:43]

吉田氏:
 それから,架け橋ゲームズさんのブースにあった,日本のデベロッパさんが長く作っているAlgolemeth

4Gamer:
 ブースを1タイトルだけで豪華に使ってるなーと思って見てました。見たまんまのWiz系ですか?

吉田氏:
 確かに昔の「ウィザードリィ」みたいな見た目のDRPGなんですけど,右側に別のウィンドウがあって,そこでキャラクターのロジックを組み立てていくんですよ。RPGはオートバトルになっていて,プレイヤーはロジックだけを組み立てて,ずっと見ている。負けて戻ったら,またロジックを組み直して。

4Gamer:
 ううむ,面白そうですね……。ウィザードリィマニア的にはたまらんです。

ブースで「そういえば韓国はWizardryが全然有名じゃないと思うんですけど」と聞いたら「うん,そうなんですよ!」とにこやかなお返事。でも個人的には大好きなので頑張ってほしいです!
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[2023/07/19 16:01]

吉田氏:
 よさげでしたよ。
 あと「Buddy Bug」。中国のゲームで,悪くなかったです。全然違うんですけど,ビリヤードの球を転がして倒す……みたいな,ちょっと戦略っぽいアクションパズル。

4Gamer:
 虫好きとしては興味を引かれたので,僕もさっき触りました。確かにアクションとしての“手触り感”が結構よかったですね。
 その会社の2本目,見ました? 武侠っぽい見かけでしたけど,結構よさそうなアクショゲームで,動画のみだったんですが,そっちもよさそうだなぁと思いました。

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吉田氏:
 あ,そっちは見てなかったですね。
 ほかには,違うイベントで見たDepersonは好きですね。やばい感じのアドベンチャーゲーム。

4Gamer:
 やばい,って。

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[2026/05/29 17:00]

吉田氏:
 とにかく,結構ヤバいんです。ぜひ見てみてほしいです。
 あとは,日本から来たBitSummitチームもよかったですね。「NIGHTMARE OPERATOR」とか「ファンタスケッチ」とか。

4Gamer:
 あぁ,BitSummitゾーンにいましたね。

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